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2006年5月31日 (水)


会って欲しい人がいます。

「会って欲しい人がいます」。そう編集のFくんに言われて、某ゲーム系出版社の女性編集者とお会いしました。オフィスに来て下さったその方は、黒ずくめの衣装に、十字架のネックレス。お会いした瞬間に「マリアクローチェ!」と連想いたしました。それからの2時間、彼女はずっとTRPG~テーブル・トーク・ロールプレイングゲームの世界を熱く手ほどきして下さいました。最初はテクニカルタームと、情報量の多さから、何をおっしゃているかもよく理解できず、頭がクラクラいたしました。多少、この世界の話しを聞きかじっている私ですら、そうなのです。やがて時間の経過とともに、少しずつ私の頭脳が彼女のお話に順応し始めてゆきます。そうこうするうちに、彼女の編集する雑誌を見ながら、やはり第一印象に過ちがなかったことが判明いたしました。彼女も「球体関節人形」大好き人間だったのです。「天野可淡、是非復刊して下さい」。彼女と私は実は嗜好に共通点の多い人種だったのであります。

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2006年5月30日 (火)


ファンタジーと現実世界

銀座教文館ナルニア国主催の5月イベントのテーマはファンタジーでした。その一連のイベントの中で5月27日はル・グイン「天のろくろ」の翻訳者である脇明子先生がご講演に登場されました。私はキャンセル待ちでやっと入れたくらいの大盛況で会場は約100人の女性中心の聴衆でぎっしり、梅雨空のごとき熱気ムンムンでした。今日のお題は「ファンタジーと現実世界」、なかなか興味深いお話でした。脇先生のお話によれば、ファンタジーは、人の描く白昼夢を物語化したものだが、その作品の資質を決めるのは、どこまで物語のプロットにリアリズムをもって設定をできるか、登場人物の生き様にどれだけの力があるかなどであるということです。つまり物語世界から現実世界に戻れるルートを持っているかが鍵だということです。岡田尊司氏の「脳内汚染」を例にとって、子供たちが親しむアニメ・ゲームが虚構世界で完結閉鎖していることを憂いていらっしゃいました。そして講演の締め括りに、脇先生は「天のろくろ」を引用して「夢には手綱が必要です」と、おっしゃいました。人間がどんどん世界を悪くしていることへの警鐘と抵抗として、ル・グインが「天のろくろ」で啓示していることを読み解いて下さいました。さすが翻訳者です。名刀の切り口のような鮮やかな解釈に、なるほどこの作品はこう読むべきなのかということを改めて認識いたしました。講演終了後、6階の児童書売り場では脇先生が推奨した書籍に聴衆が群がりました。「天のろくろ」も、みんなが手にされていて、飛ぶように売れてゆきます。著者のレコメンドこそ、最高のセールスであることを目の当たりにいたしました。

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2006年5月29日 (月)


サモンナイト

知人に勧められて読みました。何故なら、この著者は「番長学園、大吟醸」の著者でもある寺田とものり先生だからです。ライノベいわゆるライトノベルというジャンルでしょうか。ジャンプ・ジェー・ブックスの一冊です。とっても面白かったし、随所に盛り上がって感動もしました。登場人物の全てが善意だけで構成されていることも、読後感が心地よいです。登場順物たちも、みなそれぞれに愛らしく、私なんかは充分に感情移入できます。でも、このイラストは物語に合っていないような気がするなあ。もうちょっと大人っぽいイラストの方が良い気がいたしますが。

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2006年5月28日 (日)


イ・ヨンエ来日

来ましたねー。「宮廷女官チャングムの誓い」主演女優で、日本中をハラハラどきどきさせている方です。18歳のときに「酸素のような女性」というキャッチフレーズで、韓国をとりこにした爽やかな透明感は今も健在です。それでいて「親切なクムジャさん」の鬼気迫る演技もど迫力です。そんな演技に円熟の境地に達しつつあるイ・ヨンエ女史の著書が復刊投票されています。その名も「とても大切な愛」。彼女の来日をきっかけに復刊されればいいですね。いえ、われわれもそう努力いたします。

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2006年5月27日 (土)


メナムのほとり

転出するYくんと、転入のBくんの歓送迎は、神保町の有名なタイ料理店の「メナムのほとり」。激うまでした香草のかぐわしい匂いがたまりません!。周辺には岩波書店、小学館、集英社、中央経済社、二見書房、有斐閣そして「チベット仏教世界の歴史的研究」が復刊なった東方書店など、あまたの出版社が林立しています。出版社訪問ついでの美味しい店の探索は、復刊交渉昼下がりの楽しみの一つです。このあたりには皇室ご用達の「出雲そば本家」、小学館ビル下の洋食の「七條」、半チャンラーメンで大行列の「さぶちゃん」、「さぶちゃん」の隣で焼き鯖が絶品の「近江屋」(リンクしたブログのかなり下の箇所に紹介されています)、冷やし中華発祥の店でお持ち帰りもある「揚子江菜館」、城戸真亜子氏の壁画がある「カフェテラス古瀬戸」、ケーキと焼き菓子がお土産にぴったりな洋菓子の「柏水堂」、もなかが美味しくて、和紙に筆書きの領収書を下さる和菓子の「ささま」。どこも素敵です。皆さまも是非一度ご賞味あれ。

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2006年5月26日 (金)


お菓子と少女たち

年銀座で高橋真琴先生とお会いできます。銀座五丁目のギャラリー向日葵では、5/23から6/3まで、今年のテーマを「お菓子と少女たち」と題して、今年も多くの燦燦と輝く少女たちと向き合うことができます。テーマ通りに、構図のどこかに、白い手許や少女の佇む背景にお菓子が配されています。多くはチョコレート、ケーキ、キャンディーなどの洋菓子ですが、私が「いいなぁ」と思ったのは、和菓子を手にした和服の少女たちです。袴姿で桜餅を手にした女性にじっと見つめられると、自分自身が大正ロマンに染まってゆく気がいたします。「おひめさまえほん」復刊からはや2年半、高橋真琴先生は今年もお元気で、女性ファンの方々と明るく語らっていらっしゃいまっした。

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2006年5月25日 (木)


オールマンものがたり

青池保子コレクションもいよいよ三番手の登場です。注目の第3弾は「オールマンものがたり」です。今回の一冊には「拝啓おやじ殿」「さよならジュリアン」「 黄昏にかえれ」「ローラのほほえみ」「オールマンものがたり」の5作品が収録予定です。これらの作品は1978年に主婦の友社から発行されていた同名コミックを底本とした青池保子先生の自選短編集です。 表題作『オールマンものがたり』はその後に出された『イブの息子たち』の原型、つまり青池保子先生お得意のギャグ路線の走りと言えましょう。もっとも青池保子先生の作品は「エロイカ」も「修道士ファルコ」も、真面目くさった表情でおバカをする主人公たちが爆笑を誘うのですが。もちろん今回の作品にも作者の特製あとがきが追加され、表紙も堂々の描き下ろしがお約束です。

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2006年5月24日 (水)


一刻館の思いで

一刻館の思いで」は、かつて「磯野家の謎」で一世を風靡した謎本の一翼を担います。今回は300人集まれば成立の仮予約がスタートしています。「めぞん一刻」の高橋留美子先生は今でももちろん現役で活躍されていますし、映画館では「犬夜叉」に子供たちが夢中です。しかし、われわれ世代は五代くんと響子さんのなりそうで、なかなかなさぬ仲にハラハラやきもきした口です。おそらくルーミックワールドでは「うる星やつら」のラムちゃんが最高の人気キャラなのでしょうが、自分的には「めぞん一刻」でした。あの響子さんのエプロンがキュートで、艶っぽかったんだよなー。

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2006年5月23日 (火)


天の鹿

天の鹿」は安房直子先生の民話風の朴訥な語り口の文章に、スズキコージ先生が線の太い、実にコクのある挿絵をつけた一冊です。人間に殺されて肝を食べられてしまったために現世にさ迷う鹿。その鹿をめぐる三人姉妹の行動の違いが、鹿の魂の救済がいかにして行われるかという寓話めいた部分も持っています。優しい、悲しいお話なのですが、安房作品には、人間の持つ愚かしさを読み手にハッとさせます。同時に心の優しさとはどういうことなのか、ということも登場人物たちが身をもって示してくれます。

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2006年5月22日 (月)


日販通信

親会社の出版宣伝課のOくんがブッキングの事務所やって来ました。用件は「日販通信に復刊ドットコムのことを書いて下さい」とのことでした。日販通信は日販が主に書店向けに月一回発行している情報誌です。元来がこんなブログを毎日書いているくらいです。「あぁ、いいよ」と二つ返事で引き受けました。昨年8月に刊行された「復刊ドットコム奮戦記」以来の大きな執筆です。しかしこれが後で大変なことになりました。毎日の繁忙の中、手帳にメモしてあった原稿提出の期限が迫ってきました。しかしながらOくんから依頼を受けた執筆要領の資料が見当たりません。改めて彼から送ってもらった資料を読んで、私は青ざめました。原稿の最低執筆量は24字×24行×2段×12頁ということです。この13,824字とは、400字詰め原稿用紙35枚に当たるではありませんか。Oくんによれば「できれば18頁書いて下さい」と。18頁は原稿用紙50枚以上のボリュームです。それなのに、私はまだ一字も書いていません。今年のGW後半はこの原稿執筆にかかりっきりになりました。書き下ろし始めて「これは間に合わないな」と思いました。慌てて「復刊ドットコム奮戦記」の担当編集者に連絡を取って、本文の一部転載による字数稼ぎなどに狂奔いたしました。締め切り前日、ようやく原稿がアップいたしました(まだ校閲前ですが)。最低必要数のボリュームまでは何とかクリアいたしました。日販通信6月号は今年6月5日に発売予定です。巻頭特集として掲載される予定ですので、皆さま、機会があればご一読下さい。

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2006年5月21日 (日)


誰のせい?

たむら先生の5/10の日記からです。きのうに続く「たむらしげるワールド」です。「昨日のNHKニュースを見ていたら、ありゃ!? ニュースキャスターが、ぼくが描いた表紙の国語教科書を持っていた。他社のも含め、今年度の教科書は校正ミスが多いとの報道。まあ、ぼくのせいでは無いけど......うーむ。」。たむら先生、テレビ画面を見て焦ったそうです。教科書会社が少子化の影響で経費節減のため、校正費用を削減したため、誤字脱字が多いというニュースです。もちろん表紙の絵に罪はないのですがね。たむら先生ご本人は「一千一秒物語」でわかるように、とってもことばを大切にされる方です。

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2006年5月20日 (土)


年に一度の復刊は。。。

たむらしげる先生の本の復刊はブッキングでは、だいたい年一回ペースです。「一千一秒物語」を皮切りに、二年目は「ながれ星の夜」、そして今年は「タックそらをゆく」です。今までの幻想的な作品群と違って、色がはっきりした明るい絵本です。和製ニルスの冒険のようなストーリーで正体不明な大鳥に乗って、空を駆ける少年タック。コミックが出発点となった、たむら先生らしくコマ割りも構図も独特かつ大胆な面を見ることができます。中でも見開きで、空から地上の大パノラマでタックが犯人を追うシーンは「ウォーリーをさがせ」的な面白さがあります。たむら先生の仕事場に伺うと、必ず海外の面白い絵本コレクションを、われわれに見せて下さいます。中には百万円以上する本もあり、その都度、ワクワクどきどきいたします。きっとさりげなく、われわれの復刊企画をインスパイアして下さっているんだろうな、と思います。

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2006年5月19日 (金)


あとがき

書籍の最後の頁には「奥付」が表記されています。書名、著者、著作権、発行年月日、印刷会社、刷数などさまざまな情報がコンパクトに盛り込まれた、言わば本の住民票といったところでしょうか。この表記の中に発行者という欄もあり、その書籍の発行責任者の名前も入っております。ブッキングの復刊書籍の場合は、私の氏名を入れています。機械的に入るのですが、何だか眺めていると面映い気持ちです。そして必ずあるとは限りませんが、著者の意向によっては文末に「あとがき」が入ります。この中で、私と編集者の名前が挙げられて、感謝の念が伝えられることもしばしばあります。この日は「デジタルデビルストーリー②③」の西谷史先生の書かれたあとがき(なかなか作品へのラブのこもった名文でした)に、私と編集部員Fへの謝辞を発見。社交辞令と判っていても、心にぽっと灯がともります。

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2006年5月18日 (木)


深山木薬店説話集

講談社で復刊が決まった「深山木薬店説話集」の著者、高里椎奈先生からコメントを頂きました。1999年『銀の檻を溶かして』で第11回メフィスト賞を受賞された、ファンタジー味のサスペンス料理が高里椎奈先生の持ち味です。今回復刊された作品は同人誌時代の作品であったため(復刊投票にはこのパターンが多い!)、先生が手を入れて商業出版物として、味を調え直して皆さまにお出ししたものです。6月6日、講談社ノベルスで新書版としてリリースいたします。復刊ドットコムでも予約受付いたしますので、よろしくお願いいたします。以下、高里椎奈先生から頂いたコメントです。

復刊ドットコム様、投票して下さった皆様、沢山のお声を有難うございました。元気と推進力を頂いて、説話集、復刊(自称グレードアップ)してお届け出来る事になりました。少しでも楽しんで頂ければ幸いです。  高里椎奈

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2006年5月17日 (水)


ブログ増発

ここのところ人の出入りが激しいブッキングですが、元オンライン書店員B氏の加入によって、ブログ発行は隆盛を極めそうです。現在の掲載はこの復刊ドットコムブログと合わせて、合計4本。どうだ、枯れ木も山の賑わい!、数は量を凌駕する。営業お元気ガールによる『kyoちゃんのワクワク営業日誌』、某取次社内応援団による『元文学少女のどっぷり読書日記』、そしてB氏による『知らんぷり週報』 new!

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2006年5月16日 (火)


11人いる!

「11人いる!」は、萩尾望都先生のSF代表作であり、そこにサスペンス&ミステリー代で味付けられた良質な娯楽作品です。宇宙大学受験会場の実技試験で船外活動の10人の受験生のはずが「11人いる」状態。そこで起こる数々のトラブルに高まる疑心悪鬼。閉塞された空間で息詰まる猜疑心と、それを克服する仲間意識。そしていつもながら登場する美しい少年たちの中にはノンセクシャルな存在体もいて、その着想の豊かさにはいつもながら感心いたします。でも自分としては、同時収録の「続11人いる!~東の地平 西の永遠」の悲痛さと、ストレートな愛情も判りやすくて良かったです。フロルの大らかな陽気さ、チュチュの健気さ、オナの凛とした気品。萩尾先生の描かれるキャラクターは、女性だってとっても魅力的です。近日中に復刊予定である「金銀砂岸」にも「11人いる!」のイラストが一点収録(続編「東の地平 西の永遠」まで入れると2点)されていますので、お楽しみに。先日、初めて「金銀砂岸」の描き下ろしの原画を拝見いたしましたが、目がくらむほど美しい水彩画でありました。翡翠とトルコ石が目の前で渦巻いているような衝撃でありました。

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2006年5月15日 (月)


花豆の会

天の鹿」「北風のわすれたハンカチ」の故安房直子氏の作品を愛でる「花豆の会」が、母の日にちなんで開催されました。その会に復刊ドットコムもご招待頂きました。故人の母校である日本女子大で約100人の安房フリークが集まりました。この日は安房作品に数多くのイラストを寄せられている味戸ケイコ氏のお話も聞ける有意義な会でした。安房先生のご主人もいらっしゃっていました。安房作品って民話調で木訥なお話なのですが、どこかそこはかとなく物悲しいのです。そこに皆さん惹かれるのでしょう。この会の名称である「花豆の会」は故安房直子氏の遺作「花豆の煮えるまで」に由来しています。ところで味戸ケイコ先生は、安房作品にも馴染み深い方ですが、多くの作品に復刊投票を集めている故佐々木丸美氏の作品の大半も味戸ケイコ先生のイラストによる装丁です。故安房直子先生とのお二人が天国から、われわれに会わせて下さったような不思議な縁を感じます。

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2006年5月14日 (日)


「まんだらけ」価格

ブロードウェイのタコシェに「西岡兄妹家内工業製品フェア5」を見に行った帰りに、ついでに「まんだらけ」のショーウィンドウを覗いてきました。しかし、そこにはウーンと唸る値付けの数々。「おひめさまえほん」が復刊された高橋真琴先生の「あこがれ」は21千円なり。そして内田善美先生の数々の画集は、みな1万円近いお値段です。そして、驚愕は小学館のポケットリーフシリーズ、これは何と全10巻揃いで157,500円でありました。こちらにはクレジットの案内も。貴重な本ではありますが、この現実を見ると、復刊に携わる者として心中複雑な思いがあります。

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2006年5月13日 (土)


小山田いくフェア

長野県に平安堂という全国有数の書店チェーンがあります。そのうち5店舗で「小山田いくフェア」をやって下さるそうです。開催の理由は、小山田先生が地元信州のご当地作家であることからだそうです。このたび小山田先生の代表作である「すくらっぷ・ブック」が復刊する記念に、地元書店として盛り上げてゆこうといううれしい企画です。申し込み制でサイン本プレゼントなどを受け付けるそうです。今回の「すくらっぷ・ブック」復刊では、小山田先生が表紙カバーの絵を描き下ろして下さっただけでなく、全4巻の全てに描き下ろし作品「どっぐ・いやー」が連載発表されます。編集部によれば、本当に素晴らしい作品のできばえとのこと。発売の日が今から楽しみであります。

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2006年5月12日 (金)


役者の交代

春といえば桜ですが、職場では人事異動の季節でもあります。今年は5月1日付けの人事で、今の職場で5年間勤めてくれたYくんが日販に復帰、新戦力としてBくんが加入いたします。Yくんはどちらかといえば復刊書籍を取次、販社、書店向けの営業を担当してくれていた他に、復刊ドットコムでも本以外の商材の紹介を担当してくれていました。海外旅行、それもアラビア半島、東欧、キューバなど凄いところによく行ってました。又、辛いもの大好きで、常人には計り知れない味覚を持ち合わせていました。こんなユニークなYくんに替わって、新たに登場したのはネット書店上がりのBくんです。彼には復刊ドットコムのコンテンツ面での強化をお願いしたいと思っています。特に児童書の知識、ネットの知識をWEB2.0式に発揮して欲しいと願ってます。組織は人事で澱み、人事で活性化します。新たな賭けが組織にとっても、本人たちにとっても吉と出ることを願ってます。

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2006年5月11日 (木)


本所MCさよならパーティ

日販のビデオレンタル事業の拠点は墨田区本所吾妻橋という粋な場所にありました。本所メディアセンターという営業所は、長らく日販の書籍雑誌以外の営業、物流拠点だったのです。思えば1990年代を目前に控えた突然としたビデオレンタルブームの到来、増田宗昭氏率いるTSUTAYAの勃興と台頭。われわれの職場は、部員全員が連日深夜12時を超える残業という異常事態となりました。その中で受注と出荷のシステム構築に、半年間プロジェクトチームに参画し、毎夜3時頃までその設計開発のため、ディスカッションや資料づくりに勤しみました。その反動として、子供の頃の喘息の発作がぶり返すという困ったこともありました。しかし、日販はTSUTAYAとの提携をきっかけに、一気に業界トップの座に上り詰めたのです。そんな栄光や挫折を味わった場所が、その務めを終えて、埼玉県和光市に移転いたします。さよならパーティでは既に退職してしまった方々も参加し、懐かしい顔、顔、顔。若かくてエネルギッシュだったあの人も、美しさにときめいた女性も、そして自分自身も相応に年を重ねました。ここは青春の思い出の場です。

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2006年5月10日 (水)


「女神転生」は永遠に!

愛蔵版 デジタル・デビル・ストーリー 女神転生(2)、(3)」の予約を開始いたしました。この作品は「デジタル・デビル・ストーリー女神転生」全3巻の続編に位置付けられており「新デジタル・デビル・ストーリー」を旧題としていた全6巻の作品です。 前作では主人公は、中島朱実と白鷺弓子でしたが、今回はヒーローが北明日香、ヒロインがクラスメートの木戸礼子に交代しました。もちろん中島朱実と白鷺弓子も、番組のしかるべき場面で登場いたしますが、基本的には新世代に物語がバトンタッチされています。礼子と彼女の属する「十字軍」が魔の世界と繰り広げる戦いは、前作より更に壮大なボリュームで、全世界を舞台にパワーアップしています。健気に戦いながらも、木戸礼子のひたむきさ、愛らしさは、男性読者として思わず守ってあげたくなる可憐さです。

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2006年5月 9日 (火)


ペルシャじゅうたん

近日中に「空とぶじゅうたん」が復刊されるというのに、一回も実物を見ていないというのは、ちょっとまずいかなーと思っていました。そんな風に思っていたところに、根津神社で満開のつつじを楽しんだ後、不忍通りに面して絨毯屋さんが目に入ったので、ちょっと店内を拝見させて頂きました。「オリエンタル・ガーデン」という5坪ほどの小さなお店ですが、シルクやウールの、大きなものから小さなものまで、丸いのに四角いのなど、様々な手織りの品揃えです。中でも丸くて、センターが紫地に金模様の品には、うっとりいたしました。女性店主がおっしゃるには、丸いペルシャ絨毯は、モスクのドームを下から見上げた状態だとか。そのほか、堀口大学の詩に毬の上で踊る情景が描写されているのは円形の絨毯のことですと、面白い知識を教えて下さいました。お値段は一枚20万円弱、うーんちょっと私が即断で買える品ではなかったのが残念(飾る場所もないし・・・)。後ろ髪を引かれながら、お店を後にいたしました。新藤悦子先生が絨毯の魅力にはまってしまったのも、よく判ります。

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2006年5月 8日 (月)


NHKラジオ「ふれあいラジオパーティ」

またまた復刊ドットコムがマスコミ登場予定です。今回のお話は、NHKラジオ「ふれあいラジオパーティ」から復刊について取材申し入れがありました。放送予定は、5/23(火)PM.8:05~の予定。復刊交渉隊長のI課長が、電話生取材か、スタジオ出演のいずれかで出演予定です。共演者はブリキ玩具などでの蒐集で有名な北原照久氏などなど。しかし「生」って緊張するんですよ。私も一度出演して、超緊張してガチガチになってしまったことがあります。あとでみんなに「緊張してたねー」なんて言われて。。。
http://www.nhk.or.jp/radiodir/shou/fure/furu.html

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2006年5月 7日 (日)


西岡兄妹家内工業製品フェア5

中野ブロードウェイにある超個性的な本屋さんタコシェでは西岡兄妹家内工業製品フェア5(イベントの名前が素敵でしょう!)がミニミニ開催されています(5月12日まで開催中です)。西岡千晶先生がイラストを描かれたがま口、Tシャツ、ブックカバーなどが小さなテーブルにごちゃごちゃごちゃごちゃとバザールのように賑わっています。大海赫先生との合作童話に西岡千晶先生がイラストを描かれた「白いレクイエム」グッズもご一緒させて頂いております。併せて壁際には数枚の複製原画が展示されています(一枚300円位でお買い得です)。今日の私はピンバッチと小さなトーバッグを購入いたしました。このバッグにお弁当を入れて会社に行こう!。それにしても初めてお伺いしたタコシェの本棚は本当にユニークかつ前衛的な品揃えです。いつもブッキングのマニアックな復刊書籍も並べて頂いて感謝です。

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2006年5月 6日 (土)


南国の楽園

新宿高島屋10階で開催されている三好和義写真展「南国の楽園~ON THE BEACH」(5月7日までです、あと2日しかない今頃のご案内ですいません)は大入り満員の大盛況でした。モルジブ、ハワイ、タヒチなどこの世の楽園を光と色彩の渦で表現される三好ワールド。今回は大掛かりなビッグサイズのパネルが入口から並び、迫力満点です。しかし、最も私の心を打った写真はタヒチの写真群です。木陰で若い母親が上半身半裸で幼子を寝かしつけている、その情愛溢れる光景に、見ていて思わず涙ぐんでしまいました。「楽園王国TAHITI」を復刊したから言うわけではありませんが、やはり三好和義先生の原点はタヒチにあり!と思うのです。そうです、楽園は南国にあるけれど、本当は母性にこそあることを、この写真展は物語っているのです。

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2006年5月 5日 (金)


コミックパーク

ゼロックス系のコンテンツワークス社が主宰している「コミックパーク」では、結構な点数のコミックがオンデマンドで復刊されています。このたびブッキングは「コミックパーク」と共同戦線を張り、復刊投票が入った銘柄で「コミックパーク」で復刊されたコミックを販売することにいたしました。これまでは全く別個の動きを行っていましたが、これからは投票した復刊ドットコムの場で、復刊書籍が復刊ドットコム以外の場で復刊された場合も購入できる選択肢が増えました。聞けば小学館さんは既刊コミック2万点の画像データ収集を開始しているそうです。これからは絶版コミックがオンデマンドで読める機会が増えそうです。

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2006年5月 4日 (木)


勝敗は時の運にあらず

当社のK係長が、藤子不二雄Aランドを除く、編集部創設以来全てのブッキング発売銘柄159点について、その仕上がり状況について損益の調査をいたしました。その結果、現在われわれが抱えている在庫全てを償却しても、130勝29敗の結果でありました。これはあくまで直接原価の世界ですから、さらに編集部人件費までを含んだ勝率はもうちょい下がります。従って、これで「よくやった」とは言えませんが、まぁまぁ健闘しているとは言えましょう。ちなみに最も売れた本は、やはりあの名作「はせがわくんきらいや」でした。復刊ドットコムから復刊される書籍は、多くの投票を集めているとはいえ、やはりそんなに大きなマーケットを形成し得ません。しかしそうは言っても手堅いニーズがニッチといえどもあります。ローリスクローリターンとも、賽の河原で小石を積み上げるような作業とも言えますが、小さくても世の中のためになる仕事と信じて精進いたします。

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2006年5月 3日 (水)


再訪韓

雑誌「女性中央」のお仕事で、ここ半年のうち何と2回目の訪韓出張を行いました。提携相手である中央m&bの本社で、6月発売の7月情報号の詰めの打ち合わせのためです。今回はリュウ・シオンの表紙、インタビューが予定されています。韓国の両班(ヤンバン)出身である彼は、その貴公子然としたノーブルさ、気品が日本でも大人気です。ちょうど自民党の安部晋三氏の人気と似た部分があります。ともあれ7月情報号は充実の内容、請うご期待です。ところで以前の上司に「出張の際は、必ずどこか心に残る場所に寄ってきなさい、それが人生の財産になる」と言われて以来、極力忙しい出張の最中、何がしかの名所旧跡に顔を出してきています。今回は、新宿バー「はな」のお客さんに勧められた刑務所歴史館を見学してきました。全館いたるところで日本軍の拷問風景がビデオ、人形などで表現されています。同じ日本人として、やや居心地の悪さを感じました。この日は韓国は休日、多くの学生や児童たちがこの博物館を訪れていました。鬼畜日帝の極悪非道と韓民族の独立の志を、韓国の子供たちは幼少時から徹底的に仕込まれるのだなあと、つくづく思いました。

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2006年5月 2日 (火)


ミス・ドラの出発点

完成した「ミス・ドラキュラ」の第一巻を藤子スタジオにお届けいたしました。今回のブックデザインは、藤子不二雄Aランドよりはちょっとリッチに、スケルトンの帯と扉を使っています。A先生もできばえには、ご満足いただけたようです。ところで「ミス・ドラキュラ」復刊はもちろん100票到達が最大の要因ですが、私がこの復刊を「やるぞ!」と強く思ったモチベーションがあります。それは藤子不二雄Aランドのスタート時に「Aの人生」広告図案を藤子スタジオで拝見したときでした。日本屈指のブックデザイナー長友先生がデザインされた藤子不二雄Aキャラクター総出演の光景の中、その構図の頂点に虎木女史が嫣然と座っていた光景に視線が釘付けとなったのです。当時あまり藤子作品について知悉していなかった私は、A先生に「この女性は?」と尋ねた記憶があります。そして先生は「ミス・ドラキュラ」誕生の経緯や、大のお気に入りのキャラクターであることを教えて下さいました。そのとき以来の恋がようやく実りました。A先生からは「ミス・ドラキュラ」は若い女性に読んで頂きたいとの要望を頂いております。何てったって、この作品は「女性セブン」発の連載作品でしたから。

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2006年5月 1日 (月)


朝日新聞

「書評の出番」という文を4月29日に書いておりました。そうしたら、とたんに朝日新聞にエレサ・ベスコフ「クローカ博士の発明」が紹介されました。出張帰りの4月30日の朝刊の生活欄に掲載されていました。こどもの本棚欄には、毎月月末に児童書新刊の注目本がピックアップされていますが、今月の4点のうち1点として紹介されておりました。「クローカ博士の発明」は子供の学力を飛躍的に発達させる機械を発明するクローカ博士と、その息子の悪がき連中が裏をかいて抵抗するお話しです。面白くて、ちょっぴりアイロニーも混在した大人も子供も楽しめる寓話的なお話しです。ただ今回の掲載は署名記事ではなかったし、本丸の書評欄ではなかったので、次回は書評欄の中央で取り上げてもらえるように頑張るぞっ!。

投稿時刻: 午前 01:00
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