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2006年7月31日 (月)


復刊断念

好評を持って迎えられた「白洲次郎の日本国憲法」復刊ですが、残念ながら刊行中止の事態となってしまいました。ブッキングの復刊活動でも、このような事態は初めてで、正直ショックでした。投票者の皆さん、購入者の皆さんには本当にご迷惑をおかけいたしました。今回は事情が複雑で、詳しい事情はお話しできないのですが、発行元の出版社のご事情で、中止やむなきに至りました。今後このような失態のないよう、細心にして、慎重に事を運ぶよう努力いたしますので、お許し下さい。まことに申し訳ございませんでした。しかしながら、一つだけお伝えしたいのは、いずれ他社で復刊が実現する見込みがあるという情報を得たことだけは、お伝えしておきます。

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2006年7月30日 (日)


ハイジクラブ

復刊ドットコムでも「ハイジ」は永遠のアイドルです。ハイジクラブのオープンイベントに参加して来ました。秋葉原のイドバシカメラ並びにできた、新しいコンセプトショップです。以前、池袋にハイジショップがありましたが、今回はカフェ付きで、ウェイトレスさんたちは、皆チロル服のコスチュームに身を包まれています。もちろん、アニメキャラの版権管理会社であるサンクリエートが運営されています。オープニングイベントでは業界関係者の招待客に、パンと飲み物が試食用に大量に配られましたが、なかなかのお味でした。もちろんハイジの白パンも定番必須でラインナップに名を連ねております。

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2006年7月29日 (土)


ビンの中の子どもたち

ビンの中の子どもたち」が生まれ変わりました。この作品はもともとが大海赫作+スズキコージ絵という組み合わせでした。しかしながら今回は絵も大海赫先生の新作に統一させて頂きました。昨年末から今年にかけて「ママが六人???」「あくまびんニココーラ」と立て続けの単行本化、復刊で大活躍、快進撃が続行中の大海赫先生ですが、今度は自作のリニューアル復刊です。全て描き下ろしの版画の数々にご期待下さい。今春に交通事故に遭遇してしまった大海赫先生ですが、健康面でも、創作面でも、ますますフルスロット全開です。

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2006年7月28日 (金)


タックそらをゆく

タックそらをゆく」が予約スタートいたしました。蛍光色の幻想的な絵画が身上のたむらしげる先生にしては珍しく、原色の溌剌とした作品です。「ニルスの不思議な旅」に出てくるような白い大鳥に乗って、大空の旅を行く少年タック。大鳥の背中から見る下界の大パノラマは、視界爽快にして、あの大ヒット絵本「ウォーリーをさがせ」のようなパズル的楽しみを味わえます。コミック出身のたむら先生の持ち味か、私は少年タックに、スヌーピーに登場するチャーリー・ブラウン少年のような親しみを感じます。たむらしげる先生の絵本創作の原点とも言える初期作品の初々しい香りを是非お楽しみ下さい。

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2006年7月27日 (木)


NHKラジオロシア語講座

「NHKラジオロシア語講座」テキストにて『収容所群島』が紹介されました。こういう畑違いな雑誌に紹介されるのも、復刊ドットコム発の書籍の面白いところです。それというのもカメラマン亀山哲郎氏のお陰なのです。実は亀山哲郎氏は「はるかなるわがラスカル」の翻訳者でもある亀山龍樹氏のご子息なのです。亀山哲郎氏は「収容所群島」舞台であるソロフキ島をずっと撮影で追っています。1900年代前半のレーニン・スターリン時代の血の弾圧を象徴した政治シーンでもあるこの群島は、一方で高貴なモスクや風光明媚な海岸線を持つ世界遺産でもあります。この地をシャッターに収めることをライフワークにされている亀山氏が、「NHKラジオロシア語講座」テキストでずっとコラムで紹介してきたロシアの素顔の一つとして、この世紀の証言である名作復活もアナウンスされたのです。

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2006年7月26日 (水)


名作コミックリバイバル

7月6日から「週刊女性セブン」で掲載が始まった『ミス・ドラキュラ』。その掲載が大きな反響と好評を呼び、紹介枠が拡大されました。予定の4回から、更に1回延長で5回になりました。おまけに紹介話数もボリュームアップ。日本全国が藤子不二雄A先生の「『ミス・ドラキュラ』は女性の方々に読んで頂きたい」という願いに巻き込まれているな!と思う今日この頃です。ミス虎木、がんばってます。ちなみに最近の「週刊女性セブン」では、萩尾望都先生の初期作品「フラワーフェスティバル」も登場しており、名作コミックリバイバルと銘打って連発され、「おぉっ、これは凄い!」という状況になっています。

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2006年7月25日 (火)


読書おうえんだん

7月22日(土)朝日新聞朝刊15面の「読書おうえんだん夏休み特集」に「小さな魔法のほうき」が表紙画像付きで取り上げられて紹介されていました。この夏に映画化される「ゲド戦記」「ブレイブストーリー」を軸に、魔女、ドラゴンをキーワードとした冒険ファンタジーをピックアップした見開きの特集でした。「小さな魔法のほうき」は、岡澤香寿美氏による推薦文で「主人公は夏休み、大叔母さまのもとにひとり預けられることになった少女メアリー。ここでもキーワードは『退屈』。そこに一匹の黒猫が現れて、感激の魔女との出会いが」と紹介されています。しかし、この日出るの聞いていなかったなぁ。事前に教えてもらえば、いろいろアピールしたのに。。。

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2006年7月24日 (月)


下関市立美術館

下関市立美術館で「日本の絵本・イギリスの絵本」展が7月28日~8月27日にかけて開催されます。ここで復刊ドットコムからみでは「はせがわくんきらいや」が出品及び会場販売の要請がありました。公式HPによれば、近代以降の日本の絵本の歴史を、大正・昭和前期の主要な絵本や雑誌と、戦後の代表的な絵本原画によって総合的に紹介します。 「赤い鳥」「コドモノクニ」などの日本の雑誌、絵本約200点、 長谷川集平、丸木俊、長新太など30数人の作家の絵本原画約100点。 あわせて、旧下関英国領事館築100周年を記念し、日本の絵本とも関係が深いイギリスの絵本の歴史も紹介します。ケイト・グリーナウェイ「窓の下で」、ポター「ピーター・ラビットのおはなし」など初版本、リトグラフ、絵本原画約50点を展示するそうです。

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2006年7月22日 (土)


とぶ船

復刊ではありませんが、あまりに素敵だったので読書感想文を。「天のろくろ」の翻訳者である脇明子先生が推奨されていたので、「とぶ船」(上・下)を読んでみました。本の中ではサブキャラクターなのですが、マチルダ姫の気高さ、雄々しさに思わずハラリと瞼が濡れました。子供って、こんなに自己に厳しくなれるまで成長するのですね。ハンフリのマチルダへのキスは間違いなく、二人が少年と少女から、青年への階段を登った第一歩です。子供たちが入院した母親に会いに行くシーン、ピーターが船を返すシーン、どれも涙なしでは読めません。これぞザ・ビルディングロマンスです!。是非、皆さまもご一読を。

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2006年7月21日 (金)


相田みつお美術館

昨春CVS本の編集でお世話になった唐沢明先生の出版パーティが開かれました。TBS「クイズ日本語王」の出演されている大学講師であり、数々の著作を刊行されている方です。この日は若干25歳にして㈱オレンジを設立した深井次郎氏、学生新聞を発行する㈱就職課の内田雅章社長の三人合同の出版記念パーティです。会場は唐沢先生の教え子など女子大生で満杯。若干の居心地の悪さを感じつつ、出席させて頂きました。このイベントの会場は、有楽町「国際フォーラム」ガラス棟地下一階にある「相田みつお美術館」を貸しきって行われるという、粋な設定でした。会場いっぱいに味のある相田みつおの人生の呟きが来訪者に語りかけられています。思わず「うまいこと言うなぁ」と苦笑してしまいます。

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2006年7月20日 (木)


すくらっぷ・ブック

すくらっぷ・ブック」の刊行は、私たちにとって大きな実験でした。それはこの作品が既にコミック・パークで刊行された作品であったからです。既にネット受注のみという制限付きではありますが、購入可能なコミックの名作を、画面を大きくして品質勝負で刊行することが小山田ファンの皆さまに受け入れて頂けるのかどうか?。そして小山田いく先生に、本作品の番外編を描き下ろして頂くことで、付加価値でも勝負です。心配は杞憂でした。ネット受注も、書店での実売状況も好調でした。一部のサイトでは「商売上手」とお褒めにあずかりましたが、小山田いくコレクションを世に送り、継続せんとする立場のわれわれにとって、ドキドキのチャレンジでした。「小山田ファンは、ここにいいる!」を確信した瞬間でした。文庫の小さなページで読む辛さ、オンデマンドの品質で読む物足りなさ、ただ読めればいいということと違った価値観が、復刊にはあります。

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2006年7月19日 (水)


ナンジャタウン公式ガイドブック

多くの家族連れ、カップルに愛されたナンジャタウンも今年生誕10周年を迎えます。ディズニーランドやユニバーサルスタジオとは違った、池袋サンシャインシティというビル内にあるユニークなテーマパークです。アミューズメント施設もジェットコースターのような遊園地タイプから、池袋餃子スタジアムやアイスクリームシティなどのフードテーマパークという新しい概念を生んだり、「りらくの森」のようなリラクゼーションスポットの導入など、時代をリードし、変転してきたテーマパークでもあります。13日の午後は関係者で盛大に周年をお祝いするセレモニーが開催され、生みの親とも言える中村名誉相談役も参加されて、イベントを盛り上げました。ブッキングでは、この10周年を記念して「ナムコ・ナンジャタウン公式ガイドブック10周年記念版」を刊行いたします。10周年の記念イベントに、やや遅れてしまいましたが、みんなに愛されてきて、これからも愛され続けるであろうナンジャタウンのリスタートに花を添えられればうれしいことです。発売日の21日には、池袋周辺の書店で販促イベントを実施予定ですので、お楽しみに!。

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2006年7月18日 (火)


あこがれ

高橋真琴先生が遂に立ち上がりました。そのあまりの人気に2万円を超すオークション価格が付けられていた「高橋真琴画集~あこがれ」。この事態を見過ごしてはおけないということで、復刊が決定いたしました。A4判フルサイズの大型写真集ですが、高橋真琴先生の個展のたびに、多くの方々が手に取るので、真琴画廊にある原本も頁がバラバラになってしまったほどです。それほど多くの方がこの本の入手を望んでいらっしゃるのです。何とか11月2日から開催される関西での個展「新星交響曲」に間に合わせたいものです。

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2006年7月17日 (月)


自費出版アドバイザー講座

ブッキングでは本の風景社とタイアップした自費出版をオンデマンドで請け負っています。印刷製本から流通までを一環してお引き受けするサービスです。一部のような自費出版会社のような高額でなく、数万円という信じられない低価格で本を作れます(それだけにこちらもあまり積極的に営業していませんでしたが)。自費出版ネットワークという中小印刷会社の組織する団体では、自費出版アドバイザーという資格を立ち上げようと、論議試行を重ねていらっしゃいます。その一環として7月16日に「自費出版物は書店に置けるか」というテーマで、パネルディスカッションが開催されました。私は「ネット書店」代表としてパネラー参加いたしました。他のパネラーは自費出版業者でしたので、流通代表は私だけということになってしまいまいした。綿矢りさのような新星が飛び出す反面、今や有名作家でも売れなくなってしまった出版業界、知名度も実績もない自費出版物が書店店頭を賑わすことは、常識から考えてありえることではありません。では何もできないか、それは著者本人のPRと、その本の持つポテンシャル次第です。著者の熱心な宣伝活動が、マスコミを動かし、書店に注文を呼び込むこともあります。そのキーワードは、やはりインターネット=口コミであるとおもいます。ブッキングで扱った自費出版物で最大のヒットとなった「帆船模型製作技法」「モテる女になる方法♪」は、いずれも口コミでセールスを大きく伸ばした事例です。この日は、著者代表である西野氏、自費出版業者であるサンライズ出版の岩根社長がパネラーとして同席下さいました。西野氏は文芸社と揺籃社という大手と非大手の自費出版コストの比較を、サンライズ出版は地方小出版流通センターを通した流通を説明されて、なかなか興味深かったお話でした。今日の結論は「著者よ、セールスも頑張れ!」「ネット書店に期待!」であったと思います。

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2006年7月16日 (日)


スウェーデンのクロスステッチ

創立35周年を迎えたヤマナシヘムスロイドですが、復刊ドットコム的には2001年に復刊させて頂いた「スウェーデンのクロスステッチ」が売切品切御礼となってしまった後、新たに再復刊の投票が何といつも間にか300票近く集まってしまっていました。山梨幹子先生は都立大の先輩ということで、私もお会いするたびに「そろそろまた復刊いたしましょう」とお願いしておりましたが、何しろ年中外遊されてお忙しい山梨先生です。お互いにすれ違いで、なかなかGOサインが出ませんでした。しかしながら35周年イベントが落ち着いた後、ようやくゆっくり話す機会を頂き、再復刊にご了解を頂きました。前回の復刊では3巻合本での出版でしたが、今回は再び原本のように3巻分冊で復刊の予定です。何とか年末の高島屋、三越でのイベント販売に間に合わせます!。

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2006年7月15日 (土)


とても大切な愛

NHK「宮廷女官チャングムの誓い」は、前半の料理編が終わって、いよいよ後半の医女編に突入しています。BS2放映のときからこの番組を見てハマッテいた私は、BS集中再放送も見て、ファンミーティングにも参加して、もちろん地上波放送もせっせと見ています。この番組は「冬ソナ」のような恋愛モノではなく、宮廷権力闘争ドラマなので、私のようなおじさんにも抵抗なく楽しめます。魅力的な登場人物たちの中でも最も人気が高いのは、何と言っても主演チャングムを張るイ・ヨンエです。韓国の国民的女優である彼女は「酸素のような女」というキャッチフレーズで化粧品CMに女子大生時代にデビューしたことで有名です。そんな彼女の魅力を満載したフォトエッセイ本が「とても大切な愛」です。これだけの人気女優でありながら、彼女にスポットを当てた本って、意外とないのです。韓流本というと、ドラマ紹介本や、男性スターの写真集などばかりですから。二見書房のご好意で、このたび復刊に漕ぎ着けた本書の発売日を、投票者の皆さま、楽しみにお待ち下さい。

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2006年7月14日 (金)


王様のブランチ

7月15日(土)のTBSのTV番組「王様のブランチ」で、長谷川集平さんの名作絵本「はせがわくんきらいや」が紹介されます!。15歳にして女優であり、著者でもある華恵(hanae改)さんが「本コーナー」(朝9:30~)の中で紹介予定です。お見逃しなく!。それにしても今日「パイルドライバー」推薦者である忌野清志郎さんが癌で入院されたとの報、心配です。

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2006年7月13日 (木)


オークション

復刊を職業にしている以上、ネットオークションで原本を競り落とすことが頻繁です。神田の古本屋で仕込むほどの古書知識も時間もないので、どうしても頼りはヤフオク、楽天フリマ、アマゾンあたりとなります。投票者の方にも借用は可能なのですが、復刊成立時に、印刷現場が原本の解体を希望することが多いので、なるべくなら購入しておきたいのです。仕事とはいえ、落札額が1万円を超えるとドキドキいたします。落札期限で金額がドンドン上昇してゆくと「あぁー、どのへんで手を打とうか」と悩みます。高橋真琴「あこがれ」は2万円以上、青池保子+名木田恵子「グリーンヒル物語」3万円なんて相場を目にすると、『やっぱりこれ何とかせねばならないな』とも思います。

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2006年7月12日 (水)


日本エッセイストクラブ賞

7月6日のブログにも書きましたように、何と私は日本エッセイストクラブ賞の受賞会場に顔を出しました。亡父の戦犯時代の記録をドキュメンタリー化した小林弘忠氏のノンフィクション「逃亡~油山事件戦犯告白録」の主人公の息子であったという事情でした。授賞式は日本プレスセンターで行われましたが、授賞式に主人公の関係者が列席するということは相当に珍しいらしく、選者にも著者にも会場で紹介されるという奇妙な体験をいたしました。司会は谷川峻、隣は筑摩の松田専務、後ろは岩尾隆史氏という豪華出席者なのに。

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2006年7月11日 (火)


朝日新聞の取材その後

5月下旬にオフィスにいらした朝日新聞の若いS記者の取材記事、なかなか新聞に出ないなぁ、失礼ながらお若い記者だと紙面に採用されないのかなぁと思っていましたら、二ヶ月近くかかって7月9日の日曜版の総合欄に「時時刻刻」というコーナーで大きく掲載されました。アマゾンで既刊本がマスコミ取り上げ効果で売上が突如として上昇する「スパイク現象」、そんなネット書店を支える取次倉庫の点数的拡大が、いわゆる「ロングテール現象」の一環として紹介されておりました。復刊ドットコムが行ってきた名著救命も、紀伊国屋ウェブの小澤部長や、エリエス・ブック・コンサルタントの土井社長のコメントとともに紹介されていました。今月いよいよ復刊されるソルジェニーツィン「収容所群島」復刊も、しっかり新聞紙上で宣言されていました。

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2006年7月10日 (月)


ニューフェイス

ブッキングにさらに二人の新人が加入いたしました(何しろ貧乏暇なしなので(笑))。経理担当のK女史、編集部配属のY女史です。K女史は、同じグループの別出版社から初の移籍で出版社の経理実務に明るいベテランです。Y女史はコンピュータ系出版社で、書籍も雑誌も編集実務が豊富な即戦力です。ここのところ、ちょっと人数が減ってトーンダウンしていた職場が、先般の元ネット書店員Bくんの加入以来、人員の増加に伴って活気が戻ってきたような気がします。私のような経営者の立場では人件費の支払いが大変なのですが、やはり人数が減ってしまう職場には活気の確保が難しいことを実感いたしました。職場の皆さんには「自分の食い扶持は自分で稼げ」と叱咤しておりますが。

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2006年7月 9日 (日)


韓流モニタリング

親会社のT社長によく「マーケティング調査が重要。費用をかけてでもやるべし」とアドバイスを受けていました。しかしながら、発売日の日程的な制約、コストの削減など、なかなかそういう機会をつくることは難しいことでした。しかしながら韓国「女性中央」誌の発売に当たっては、復刊ドットコムという強力なマーケティングツールを持つ復刊書籍と違って、日本国内における韓流ニーズの把握が、われわれもパートナーである韓国中央m&bも不慣れなため、今回思い切って敢行してみました。港区にある某マーケティング会社の一室に集められた韓流ドラマ・映画好きな主婦6名の2時間強に渡る討論を別室でモニターした機会はなかなか新鮮なものでした。司会がお上手なのか、事前に設定されていたモニタリングポイントがディスカッションの中で掘り下げられてゆくのは、日頃から「女性中央」誌をはじめとする韓流コンテンツの動向にやきもきしているわれわれにとって、なるほどと頷ける部分や、そうだったのかと新鮮な驚きを生む部分が多々ありました。是非とも次回の編集、発売に活かしたいものです。

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2006年7月 8日 (土)


朝日新聞の取材

朝日新聞のうら若き社会部記者の方が取材に来られました。昨日このコラムでも紹介した「ウェブ進化論」で話題のウェブ2.0のうちの「ロングテール」現象を復刊ドットコムに取材に来られたのです。復刊ドットコムはスタートから6年が経過していますが、ずっと取材が絶えません。この記者の方に藤子不二雄Aランド以外で最も売れた復刊書籍は?と訊かれました。正解は書店も含めて「はせがわくんきらいや」、ネットオンリーでは「パトレーバ2演出ノート」。以前、サイエンティスト社の社長に「年に100冊売れる本は重版するし、年に10冊も売れない本は絶版にするし、困るのはその中間なんだ」と、オンデマンド出版の商談時に言われたことがあります。ロングテール現象に対処する事業は、消費者にとっては光明でしょう。しかし企業側がそれを経済合理的に運営することは、とても難しいことです。その鍵はオープンソース、つまり復刊会員の皆さんのご協力が必要です。今後の復刊ドットコムのシステムは、その方向線上で改善してゆきたいと考えています。

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2006年7月 7日 (金)


コープロ

ハンガリー出身の絵本作家イシュトバン・バンニャイ「ZOOM」「RE-ZOOM」が好評です。その彼の新作「THE OTHER SIDE」を10月に刊行予定です。いかにもイシュトバン・バンニャイらしい、ウイットと人生の機微に溢れた味わい深い作品です。世の中の森羅万象を表から見たり、裏から見たりと。この「THE OTHER SIDE」の制作に当たって、今回は特殊な方法が採用されました。「コープロ」という技法で、簡単に言えば世界同時制作です。印刷製本を世界各国版で一斉に行うという手法でコスト削減を狙うものです。ブッキングのようにマスセール出版でない出版社にとっては、ありがたい手段です。

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2006年7月 6日 (木)


本の時間

今春から毎日新聞社でも刊行書籍のPR誌である「本の時間」を刊行されています。亡父の生涯をルポした「逃亡~油山事件戦犯告白録」が日本エッセイストクラブ賞を受賞したことを記念して、本書をテーマにした座談会に、著者でも編集者でもない私が、なぜか主人公の長男だということで、参加させて頂くことになりました。座談会の主役は著者なので遠慮してなるべく黙っていようと思ったのですが、司会の方が次々に質問されるので、ついでしゃばって、いろいろとお話ししてしまいました。この後、私は日本エッセイストクラブ賞の授賞式にも出席の要請を受けており「いいのかな、本当に?」とは思いましたが、まぁめったにない機会だろうと思い、厚かましくも出席の予定であります。その体験は、また後日に報告いたします。

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2006年7月 5日 (水)


お師匠さん

6月21日にブッキングも株主総会を迎えました。また新しい年度も役員に選任して頂きましたので、最低でもまた一年復刊の仕事ができます。しかしながら非常勤役員の改選で、長年お世話になった橋専務がご退任になられました。出版社ブッキングの私の実質的な上司と言えましょう。橋専務は日販で仕入部門の経験が長く、現場感覚に最も富んだ日販の取締役です。書籍という商品は巻数物を除けば、全て違う商品です。ですから過去のデータもあてにならない、水物であります。橋専務からは「どうすれば売れるかは教えられないが、どうすれば失敗しないかは教えられる」ということを教わりました。ネットや図書館の手堅い需要をどう積み上げるか、返品のある書店ルートはプラスアルファで考えなさいというような内容でした。橋専務はもう数十年、現場で出版業界の動きを見つめてきた方です。書籍という商品がいかに予測不能であるかを身を持って知る方です。性格的にイケイケドンドンの私は、ずいぶん強情に強気の部数を主張して、橋専務を困らせました。しかし、いつも根気強く、主戦論の根拠を尋ねられ、安全策を講じて頂きました。今春に「もうどう決めればいいか、だいたい判ったろう?」といわれました。これからは自分たち自身の力で、橋を叩きながら歩いてゆかねばなりません。

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2006年7月 4日 (火)


淡路島の系譜

本四架橋の完成以来、淡路島は関西通勤圏に変貌しています。そしてそれだけでなく、実は四国からもバスで1時間の至近距離なのです。徳島出張の機会を利用して、7月に復刊予定である「てんにのぼったなまず」の著者である田島征彦氏のご自宅を訪問させて頂きました。初めて訪れた先生のお宅は、潮風たなびく漁港のそばにある隠れ家です。かつては灰谷健次郎氏の邸宅だった場所であったそうです。農耕民族(田畑を耕されるという意味ですが)である田島征彦氏は、鶏舎をアトリエに改造されていました。そこで私が見たものは、7月29日から高知県立美術館で開催される兄弟美術展で使われる20mもの布地に染められた型絵染作品でした。型絵染は切り絵された型紙を友禅糊を置いて乾した後、染色と水洗を繰り返して、時間のかかる工芸工程を経て完成させます。スケールの大きい、生命力躍る、野趣たっぷりな作品でした。美術展の暁には、屋外展示のオブジェとなるそうです。複数の作品がご用意されるそうですから、その壮観が今から楽しみです。

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2006年7月 3日 (月)


初めての四国

入社以来、北海道から沖縄まで日本各地に行かせてもらいましたが、なぜか四国だけは行ったことがありませんでした。しかし先日、地元タウン誌の方と仕事をする機会があり、初めての四国上陸を果たすことができました。飛行機で僅か1時間15分、距離からすれば神戸に行くのと大差ありません。この日は驟雨の中、徳島空港に着陸。徳島空港は今やJALのみ、ANAなしのローカル路線です。空港から徳島市内へはバスで30分ですが、市街に入る頃、四国一の大河である吉野川の河口が望めます。広い!、でかい!、大きい!と心の中で叫びたくなるほど雄大な景観です。人は人智を超えた巨大な自然に向き合うと、敬虔な気持ちとなります。商談後は同行者と、徳島ラーメン!ということで、ラーメン博物館にも出店していた「いのたに本店」へ。濃厚な茶色のスープに、茹でた豚ばら肉と生卵を落として食べる独特のラーメンです。ご当地ラーメンは、地方出張時の必須点検項目であります。

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2006年7月 2日 (日)


会長

日販の菅会長が6月29日の株主総会をもって、自ら潔くも身を引いて退任されました。私にとって日販への新入社員時の配属部署の部長でありました。いつも厳しく、暖かく、前向きな上司でした。体は小さいのに、声は大きくて、バイタリティあふれた方でした。いつも「バカやロー」とか「阿呆!」と部下は叱責されていましたので、その罵声が一種の日販名物でもあったくらいです。私もある会議で、作成した資料の調査が不充分であったことから、目の前で資料を破られて投げつけられたことがあります。今どき、もうこんなカミナリおやじチックな上司はいないでしょうが、そういうことが後腐れなく、爽やかに部下を叱れる方でした。私より二まわり近くも年上ですが、進取の気概に富み、常に何かに挑戦されていました。菅会長のおっしゃった中で、最も素敵だと思ったのは「創造的混乱を求めたい」と、新年のご挨拶でおっしゃったことばです。いつまでも菅会長のおっしゃったことばを胸に研鑽を重ねてゆきたいと思います。

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2006年7月 1日 (土)


女性セブン

4月以来、好調に復刊を続ける「ミス・ドラキュラ」ですが、既に2巻が刊行されています。そして彼女はついに「女性セブン」本誌にも復帰を遂げるのです!。7月6日発売号から4週連続で再連載されます。この作品は元来が1975~1980年に「女性セブン」誌に5年に渡って連載されていたのを、今はなき奇想天外社が4巻まで単行本化していたものですが、刊行半ばにして奇想天外社の倒産によって中断してしまった幻の作品です。藤子不二雄Aギャグ作品には珍しい、紅一点の主人公です。弱きを助け、強きをくじく、いつも颯爽とサラリーマン・OL界に登場するミス・ドラキュラこと虎木さん。彼女こそ、美しき「笑うせぇるすまん」であり、読んでいる女性たちをスカッと爽やかな心地にして下さるお方なのです。

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