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2007年3月31日 (土)


ラスト・メッセージ

今日が私からの最後のメッセージになります。明日から親会社である日販経営戦略室に戻ります。元社員であるSくんに勧められて書き始めた「ブッキング日記」が、途中から「復刊ブログ」に形を変えて、延々と7年も続いてきました(ちなみに2000.7.17のファーストメッセージはこちら)。途中までは何回書いたか数えていましたが、今となってはそれすら放棄しており、この号が第何回目なのかさえ判りません。最初は週一回書いていたのが、元来が文筆家志望だった元文学青年ですので、書き始めると面白くなって、はまってしまい、週末に一気に書き溜めて、それを毎日掲載する日刊形式になってしまいました。復刊の世界は、それでもネタに困らないほど、様々な事件や出会いが日々日常に起こっていました。築地書館のIさんには、このブログを「復刊ドットコム奮戦記」という本にまでして頂いたことは、私の8年間の復刊人生の中でも最も良き思い出の一つでした。ブッキングには、これまでそう筆達者はいなかったのですが、今後のこのコーナーは編集統括係長のBくんが引き継いでくれます。ちょっと執筆ペースは落ちるかもしれませんが、彼の軽妙洒脱なペンの力は、ハートが熱いだけの私と違って、より味わい深いものがあるはずです。又、佐々木丸美先生関係については編集部員の二宮くんが公式ブログを立ち上げてくれています。今日は、長文におつきあいさせてしまいましたが、これまで私のレポートを読んで下さったり、書き込みを下さっていた皆さんに、深く御礼申し上げます。さようなら、皆さん! これからも、くれぐれも復刊ドットコムを、よろしくお願いいたします。

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2007年3月30日 (金)


山岸涼子「ヴィリ」

本日、山岸凉子先生に編集の方々と原画返却と離任挨拶を兼ねてご挨拶に伺いました。そこで聞いたお話しに、自分たちのうっかりと至らなさに気がつかされました。実は山岸凉子先生は先月のダ・ヴィンチ誌に掲載されていた「舞姫テレプシコーラ」番外編の「ヴィリ」で、ご自身の復刊画集「妖精王の帰還」を漫画の中で宣伝して下さっていたそうなのです。目を通しておらず知らなかったわれわれは、思わずガーンでした。それにつけても嬉しいご配慮でした。本を売るには、著者ご自身による宣伝が何よりのバックアップですから。

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髪を赤く染めている理由

復刊ドットコムの最も強力な応援団の一人である、赤木かん子先生のオフィスを打ち合わせで訪問いたしました。赤木先生には、これまでも大海赫先生故佐野美津男先生のシュールな作品の数々のご紹介など、そのPRに多大な尽力を頂いています。いつもお会いした際は、江戸っ子っぽい威勢の良いマシンガントークを、たっぷり満喫させていただいています。その中でも先日、赤木先生に伺った話で最も面白かったのは、髪を赤く染めている理由が、知らない方との待ち合わせですぐ判るので、というお話しでした。このお話しをすれば、子供たちもカンペキ納得したとのことでした。子どもも黙らせる赤木かん子というわけですね(いや、怖いわけではなく)。

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2007年3月29日 (木)


船を建てる

ダ・ヴィンチでユニークな連載を続けている鈴木志保先生ですが、その代表作である「船を建てる」が大きな数のリクエストを集めています。過日ブッキングでは本書の復刊を交渉いたしましたが、既に他社で復刊予定ありとのことでした。そのような状況下でしたが、先月末に、著者ご本人とお会いすることができました。集英社の漫画雑誌ブーケに連載されてきた本作品は、鈴木志保先生のシュールで、ウィットに富んだ素敵な別世界の連続です。単にアザラシのキャラクターで作品世界を擬人化しただけでない、大人の味わいがあります。そんな作品のダンディさとは、ご本人はややイメージを異にした少女漫画大好きな素敵な女性でした。小社の編集Y女史とは大いに漫画話しで盛り上がっていましたが、文藝派の私にはとてもついて行けないハイレベルでありました。

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2007年3月28日 (水)


杉浦康平先生

緊張の一瞬でした。こんな緊張は憧れの天澤退二郎先生にお会いした時以来です。日本最高峰のブックデザイナーである杉浦康平先生のオフィスの門を叩いた瞬間から、私の心臓はドキドキしてしまいました。仕事のお話をしていても、緊張のあまり、半分上の空でした。私が緊張しているのを見てとったのか、復刊ドットコムの意義に共感を示して下さり、優しい口調で仕事上の取り決めを打ち合せて下さいました。壁の書棚には、かつて杉浦先生がデザインされた数々の画集や全集が並んでいます。いずれもコスモス、曼荼羅といったイメージが脳裏に浮かぶような幻想的な世界です。オフィスの訪問自体が、別次元の精神世界に迷い込んだような体験でした。

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電通

たまに仕事で電通を訪問いたします。言わずと知れた世界最大の広告代理店です。今の本社は汐留に、その壮麗な本社ビルが屹立しています。本社ビルの脇には、あの有名な劇団四季のシアターが本社ビルを囲むように並んでいます。ガラス張りのエレベーターから、はるか下界を眺めると、電通のライバル会社である博報堂や、松下電工などの一流企業の高層ビルが立ち並んでいます。六本木ヒルズも凄いですが、電通本社ビルは入口だけでなく、各階のフロア入口にも入館セキュリティが掛けられて、より一層厳重な体制になっています。超一流企業は違うな、と庶民的な僻みも覚えながら、こんな素晴らしいオフィス環境で、たっぷりとした予算を背景に仕事ができれば、発想豊かなコンテンツビジネスを展開できるだろうな、と夢想します。親会社の社長に贈られたことばの一つに「恒産なくして、恒心なし」があります。「孟子」の「梁上編」にある言葉ですが、安定した財の備えなくば、平常心を保った日常も営めないという意です。早く復刊ドットコムも「恒産なくして、恒心なし」のお手本となりたいものです。

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2007年3月27日 (火)


宮崎県立図書館

宮崎県立図書館で、復刊絵本『空とぶじゅうたん』をホームページと、小中学校向け配布冊子で、表紙付きで紹介して頂けることになりました。宮崎県といえば、今は東国原知事の登場で、一躍脚光を浴びている県です。これを機に、新藤悦子氏のオリエンタル情緒あふれる物語と、こみねゆら氏の織り成すタペストリーのようなイラストが、南九州に浸透してゆくことを願います。オリエンタルな情緒と、秘めやかな恋物語が、読んでいて心に染みとおる本当に素敵なお話しなんですよ。

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斎藤孝先生

「声に出して読みたい日本語」が大ベストセラーとなった明治大学の斎藤孝教授のオフィスを訪問する機会を得ました。斎藤孝先生は、同じグループの兄貴分であるほるぷ出版で「おっと合点承知之助」などの監修で、いくつも大ヒットを飛ばしています。斎藤孝先生から先生独自のユニークな読書論をお伺いすること、約1時間あっという間の時間でした。読書を「実用性」と「具体性」を縦軸、横軸とする4相のマトリックスに分類しての、それぞれの方向性を巧みに説明して下さいました。そうこうするうちに次のアポで現れた方は、何と兄弟会社のNさん。鉢合わせにお互いビックリです。「世の中狭いもんだね」とは斎藤孝先生の感想でした。

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2007年3月26日 (月)


「番長ファイト!」イベント報告

寺田とものり先生が新刊としてリリースされた「新訳番長ファイト!」のゲームセッションイベントが、イエローサブマリン秋葉原RPG店で開催されました。参加者は合計20人弱と人数的にはこじんまりした集まりとなりました。しかしながら、開会式と銘打って、寺田先生自らが軽快愉快なトークで、愛情に集まったファンの方々を盛り上げて下さって、会場は爆笑の渦に包まれました。自らが苦手とおっしゃる自著PRで、「超鋼女セーラ」などのレビューも、あえてご披露下さいました。3卓に分かれての、少人数でのセッションでしたが、かえって濃密なコミュニケーションが取れた、友だち感覚のイベントでした。寺田先生の、著者、ゲームクリエイターとしてだけでなく、コメンテーター、ゲームマスターとしてのコミュニケーション能力の素晴らしさに、いつもながら感嘆した次第です。この日ご参加頂いた皆さん、そして寺田先生とマスターの方々、ご苦労様でした。

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2007年3月25日 (日)


復刊ドットコムでめざしたこと

復刊ドットコム奮戦記」でも書きましたが、私が復刊ドットコムでめざしていたのは、賀川豊彦先生の進めた生活協同組合の事業モデルでした。組合員が自ら出資して、自らの望む無農薬野菜などの品物を手に入れる。それこそを本の世界で実現したかったのです。製品流通の世界では、製造の最終ジャッジは、どうしても川上にいるメーカー、本の世界で言えば出版社主導になってしまいます。ともすれば、それが消費者不在の合理性なき経済偏重や、資金力のみの弱肉強食の世界になってしまいます。幸いにして、親会社に日販というバックアップを抱えたブッキング≒復刊ドットコムは、その理想を実現するために、格好のステージでありました。だからこそ、ポロロッカしてみたい、本を読者自身の手に取り戻してみたいという気持ちでした。従って、特定のテーマに沿って出版物を刊行するという意味において、厳密な意味でブッキングは出版社とは言えなかったし、これからもそうあり続けるべきだと思っています。編集方針は敢えて言えば「読者の望む復刊を、あらゆる手を使ってでも、投票上位から、実現可能性のあるものから順に成就させる」という、ただ一つのポリシーだけであると、今でも確信しています。

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2007年3月24日 (土)


ニジェールからの手紙

アンジェリク」復刊交渉で大いにお手伝い頂いた「おにゆり」さんから、在住国のニジェール共和国から手紙が届きました。「手紙を出しました」とは、ご本人からメールで伺っていたのですが、何と到着に一ヶ月以上要したことになります。エアメールの封筒は一部茶色に変色していましたが、中の内容物は無事でした。ニジェールと、日本って本当に遠いのですね。アフリカとアジアの距離を実感いたしました。何だか瓶に入れて海に流した手紙が着いたようで、不思議な気持ちになりました。

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2007年3月23日 (金)


親会社に戻ります

皆さまにお知らせがあります。さて私儀、来月から親会社の日販本社に戻ることになりました。既に3月20日の人事発表で、このことが決まりました。従いまして、この復刊ブログは3月末日をもって、後任に引き継ぎます。思えばオンデマンド出版創成期の1999年夏に復刊の世界に足を踏み入れてからというもの、この7年半は公私ともに復刊一色の人生でした。好きな読書は全て復刊候補が優先、これが巻数物の大作が多くて、新刊がほとんど読めなくなって困りました(笑)。政治家ではありませんが、投票者の皆さまに支えられて、復刊ドットコムもここまで大きくなりました。喜怒哀楽を共にして頂いた皆さん、本当にありがとうございました。私は復刊ドットコムを去りますが、残された後輩たちがきっとこの場所を大きくし、しっかりと歩み続けてくれるでしょう。今後も皆さまの復刊ドットコムへの力強いご支援をお願いいたします。

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2007年3月22日 (木)


最高齢の復刊会員

スポーツ新聞社のスポニチさんからメールで復刊ドットコムについて3つの設問で取材がありました。その中に「復刊ドットコム利用最高齢者は何歳ですか?」という質問がありました。ブッキングで復刊ドットコム設立当初から在籍しているのは、もはや私と営業課長の岩本二人だけですが、このような観点から復刊ドットコムを見たことがありませんので、回答不能でありました。そこで運用担当のKくんに復刊会員の登録年齢データを調べてもらいました。登録は「○歳代」ということで行って頂いていますので、正確なところは判りませんが、調査結果は以下の通りとなりました。ちなみに、現在の復刊ドットコムの総ユーザ数は313,960人です。
●60~80代人数合計(1918年1月1日生~1947年12月31日生):3,568人(1.14%)
●60代の人数(1938年1月1日生~1947年12月31日生):2,745人(0.87%)
●70代の人数(1928年1月1日生~1937年12月31日生):722人(0.22%)
●80代の人数(1918年1月1日生~1927年12月31日生):101人(0.03%)
尚、最年長者は107歳(1900年1月1日)ですが、こちらは18人おります。しかしながら、画面上で選択できる最大の生年月日ですので、信用度は今一歩です。もしも本当だったら、面白い話しではありますが。

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2007年3月21日 (水)


マンガジャパン新年会

帝国ホテル「桜の間」で開催された今年の漫画家集団である「マンガジャパン」新年会は、やや例年と様相を異にしていました。ブッキングでサイキック・ミステリー「純白」をオンデマンド出版もされた、いつも定番司会の里中満智子先生が、犬木加奈子先生に交替。そして会場には、ゲストとして日本マクドナルドの原田CEOがいらしていました。ご存知の方も多いと思いますが、3年前に日本アップル社から華麗なる転進をなさった方です。壇上で挨拶された原田氏は「ちょっと自慢させて下さい」と前置きされて「ここ3年のマクドナルドの売上の伸びは、ロッテリアの年商を超しています」とのこと。経営者が変われば、業績も変わるを実感したお話しでした。

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2007年3月20日 (火)


アウルズ・エージェンシー

中堅版権エージェントのアウルズ・エージェンシーを訪問いたしました。五番町のオフィスから、ここ神保町に移転されてきたそうです。扱っている版権を聞いてビックリいたしました。「プリンセス・マサコ」など、今話題の書を多数扱っています。韓流も強く、ソ・ジソフやソン・イェジンの「夏の香」なども、こちらの扱いです。国内での規模はタトル・モリ・エージェンシー、日本ユニエージェンシー、イングリッシュ・エージェンシー、酒井著作権事務所、フランス著作権事務所などに次いでいる位のポジショニングでしょう。それでもここはまさに、山椒は小粒でもぴりりと辛いの口でしょう。

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2007年3月19日 (月)


薔薇刑

投票者の方に教えていただいて博多の書店販促のついでに、天神にあるIMSの「三菱アルティアム」で開催されていた細江英公「薔薇刑」写真展を見学してきました。「薔薇刑」は日本を代表するカメラマンである細江英公氏が、作家の三島由紀夫氏を耽美に、幻想的に撮った写真集です。初代は杉浦康平氏、第二代は横尾忠則氏、三代目は粟津潔氏という、錚々たるデザイナーたちが三代に渡ってブックデザインされてきた豪華写真集です。この本は、もはや本などと呼べる代物ではありません。一種の芸術品そのものです。さて、会場を飾る40点の写真の数々です。ロープやゴムホースにグルグル巻きに縛られた姿、ピアスをいっぱいに埋めこんだ頭部、神を冒瀆するがごとき宗教画とのからみ。その痛いまでの刺激的なダダイズムは来場者全ての人々のハートを射抜き、復刊リクエストした方々の熱き思いが会場にオーラのごとく満ち満ちるのでありました。

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2007年3月18日 (日)


コンタロウのひみつのでんわ

コンタロウのひみつのでんわ」は、復刊会員にも大好評だった「安房直子コレクション」にも入っていないレアな作品です。もともとの出版社だった秋書房がなくなってしまったため、ぽつりと浮いていた作品なのでしょう。今回ブッキングでは、今は亡き「秋書房」から刊行されていた、この愛すべき作品を復刊することに決定いたしました。かこさとし先生の「きんいろきつねのきんたちゃん」以来の、愛すべき狐ものです。田中槇子氏の愛くるしいイラストと一緒にお楽しみ下さい、コーン!

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2007年3月17日 (土)


博物館を建てる仕事

こんな仕事があるのだなと驚きました。福岡青少年科学館で7月より開催予定の「レゴ・エジュケーション展」の概要を説明して頂くために、文化総合研究所を訪問いたしました。何と、こちらの本業は博物館建設とのこと。両国の江戸東京博物館や、佐倉の国立歴史民俗博物館なども、こちらが手掛けられてきた施設だそうです。それぞれが15年がかりのプロジェクトとのことで、気が遠くなりそうなお話しでした。『新卒で入っても、定年まで二つのプロジェクトしか担当できないな』と、思わず頭の中で考えてしまいました。この日の訪問目的は展示会において「レゴの本」「レゴのしくみで遊ぶ本」などの紹介をいかに行うかでしたが、博物館建設のお話しのあまりの面白さに夢中で聞き入ってしまいました。

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2007年3月16日 (金)


きこえるきこえる

名作絵本「もりのなか」で知られるマリー・ホール・エッツの「きこえるきこえる」が4月の復刊予定ラインナップに加わりました。さすがはマリー・ホール・エッツ、発売発表と同時に書店からもガンガン注文が入っています。復刊書籍では珍しいケースです。黒と緑の微妙なツートーンの絵画の世界は、読み込めば、読み込むほど、味わい深い楽しみがあります。アニメっぽいカラフルな絵本のような刺激的なアメニティとは対極の世界にあります。毎日味わう食事と同じで、本も刺激的な物ばかり味わっていたり、柔らかい物ばかり食べていると、味覚や咀嚼する力が落ちてきます。本書は、まさに読み手の基礎代謝や読書力を育てる絵本です。今回の名作絵本復刊に多大な協力を下さいました、らくだ出版のSさんに深く感謝いたします。

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2007年3月15日 (木)


編集者よ、来たれ!

ブッキングでは企画を求めます。特に復刊ドットコムのリクエストアイテムを復刊したいとおっしゃる編集者の方は、わが社に是非来て頂きたいのです。浜の真砂ほどもある復刊リクエスト、とてもわれわれ社員だけでは捌き切れません。内外の別を問いません。アドバイザーとして、企画提案者、外注エディター、校正者、著者交渉者としてでもご参加下さい。いろんな方が自動的に復刊を成就させることに参加できるシステム、こういうWEB2.0時代にふさわしいシステムに復刊ドットコムをブラッシュアップしたいのです。

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2007年3月14日 (水)


金の妖精王、銀の妖精王

復刊ドットコムでの購入者30名の方々に送られる「妖精王の帰還」への著者である山岸凉子先生のサイン本を、山岸先生にサインして頂きました。ところが、私はうっかり本が濃紺の見返しなのに、サイン用に黒のマジックペンを持参してしまいました。当然のことながら、これでは書いても見えません。濃紺の見返しに書いても、よく見える色のマジックペンを慌てて購入に走りました。私が購入して来たのは金と銀のマジックでした。早速サインを始めて下さった山岸先生は、より目立つ金でサインをされていましたが、ある瞬間から銀色でも書き始められて「金の妖精王と銀の妖精王があるね」と、おっしゃいました。何だか森永チョコボールのキュロちゃん「金の嘴」「銀の嘴」みたいで、ユーモラスで良かったです。ちなみに山岸先生のサインは恐ろしく早いです。1時間で200人は楽勝とのことでした。さて30人の幸運な方に当たったのは「金の妖精王」だったでしょうか、「銀の妖精王」だったでしょうか?

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2007年3月13日 (火)


坂田靖子先生

心優しき幽霊譚「アイヴォリー」のイラストを担当している坂田靖子先生と、お話しすることができました。本書は7月に、よりコンパクトなサイズで新装復刊の予定です。今回は原画から揃えての新装編集の準備に入ります。坂田先生と言えば、復刊ドットコムで大きく、あまたにリクエストを集めていらっしゃる漫画家さんです。電話口の坂田先生は優しい語り口の素敵な印象でした。お話ししながら、これから復刊ドットコムに、坂田靖子ラインナップが形成されてゆく嬉しい予感です。

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2007年3月12日 (月)


龍馬の絵本

土佐の方々、お聞き召され。郷里の英雄、坂本龍馬の絵本「なかおかはどこぜよ」が復刊されます。関屋隆俊先生の絵に、田島征彦先生が文を書いた通常とは逆パターンの絵本であります。テレビのブラウン管から坂本竜馬と中岡慎太郎が現代世界に出入りするという愉快な絵本です。高知県といえばブッキングでは「野中兼山」をオンデマンド復刊したこともあります。どうか人口80万人の高知県人会の方々、是非このユニークな絵本をお楽しみ下さい。

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2007年3月11日 (日)


ブックオフ再会

先日、異業種交流会で、5年ぶりくらいにブックオフのS役員と再会いたしました。出版業界のイベントでブックオフの方と会うなんて、少し驚きでした。S役員は私の実母とも偶然の交流があり、5年前に某ネット企業の方と三社で酒席をともにしたことがあります。当時から、どうすれば利益を出版業界に還流できるかということを、各界の英才を集めて研究されていました。今のブックオフは、様々な機能が分社化されて、コングロマリット化して翼を大きく広げているかのようでした。同じ古本系サイトの出身システムとして、彼らは常に看過できない存在であります。

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2007年3月10日 (土)


コミックレンタル始動

いよいよコミックレンタルをブッキングでも始動させます。ただ今、その準備作業中です。何と言ってもコミックレンタルを運営する出版物貸与権センターの委員長は、あの藤子不二雄A先生です。その先生から直々に「早くやって欲しい」と言われれば、これに応えないわけにはいきません。先ずは復刊ドットコムで最も点数の多い藤子不二雄A先生の作品から手を付けてみたいと思います。将来はコミックだけでなく、児童書や文芸書、実用書も業界の視野の先にはあるようです。新しいビジネスにチャレンジしてみます。

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2007年3月 9日 (金)


アンケート多謝

復刊ドットコム全ユーザーアンケートが無事に期間完了いたしました。ご協力頂いた皆さま、お忙しい中、貴重なご意見を頂き、ありがとうございました。本件は、リニューアル後の感想を会員の皆さまにアンケートをさせて頂いたものです。総回答総数は1,229名にのぼりました。頂いた回答の中から、満足度がリニューアル前より低下したとお答えした方々のご意見を特に重点的に分析してみます。そのことで、今後の復刊ドットコムのサイト運営を、より良いものにするために、精一杯努力させて頂きます。

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2007年3月 8日 (木)


版元ドットコム

版元ドットコムが復刊ドットコムにリンクを貼って下さいました。93社の版元による、サイトでの本の販売、書誌情報提供や流通改善を追求する団体です。以下、そのHPに書かれた彼ら自身の説明です。「大きな目的は、もちろんそれぞれの版元がつくった本を、より多くの人に買ってもらおう、というものです。具体的には、それぞれのつくった本の情報をインターネット上で公開・提供することです。 本は年間7万点以上発行されてます。1年365日で計算すれば1日に200点。休日をのぞいた営業日で計算すれば250点もの本が発行されてます。現在、新刊書店で入手できる本は70万点などと言われています。さらに版元の数は2000社とも4000社とも言われています。こうした膨大な本が発行されているわけですから、たとえ書店のベテランでもすべての本を覚えていられるわけがありません。また、こうした膨大な数のせいか、その情報の整備はとってもむずかしいのです。 そこで、私たちは「版元ドットコム」という版元の会員制の団体をつくって、インターネット上に自分たちのつくった本のデータベースをおくことにしたのです。 インターネットが普及した現在、インターネット上の検索で表示されないと、存在そのものが不確かなものになってしまうと思ったからです。 さらにその書誌情報を、書店・取次(販売会社=問屋)など、出版業界にひろくメールなどで配信する仕組みをつくり、また、購入を希望される方に、直接版元から送料無料で販売(代金後払いの郵便振替か、クレジットカード決済)をすることにしました。 版元ドットコムでは、目次や著者プロフィールなどといった「中身」の情報もデータベースに入れることにしました。インターネット上で本を探している人、偶然に本に出会った人に、より豊かな情報を提供したいからです。 これまでの本のデータベースにはなかったデータも入れることにしました。 本に興味のある方は、ぜひこのサイトの検索を試してみてください。 出版業界の方は、ぜひこのサイトのデータを利用してください。ダウンロードして利用してもらいたいと思っています。 出版社の方は、版元ドットコムに参加してください』と。

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2007年3月 7日 (水)


書物復権

そもそもの復刊ドットコムの出発点は専門書出版社9社が参加運営している「書物復権」であったと認識しています。2000年にその活動をネットでお手伝いさせて頂いたことから、その年の半ばにさらに活動ジャンルを拡げて復刊ドットコムのサイトが開設されました。しかしながら、当初目論んでいた専門書のオンデマンド出版が、いつの間にかコミックのオフセット印刷復刊の大量投票に復刊ドットコムは傾斜してゆきました。このことが良かったのか、そうではなかったのか、今でもよく判りません。しかしながら復刊ドットコムの原点は、やはりマスセールではなく、小部数出版です。今回、久々に「書物復権」の会に参加させて頂き、懐かしい顔ぶれと意見交換しながら、改めて復刊ドットコムの立ち位置を見直す機会となりました。

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2007年3月 6日 (火)


久々に九州で営業

5年ぶりに博多の街で営業してまいりました。市内での所用を済ませてから、先ずは久留米ラーメンで腹ごしらえ、うーんコッテリ系です。ブッキング営業女史に作って貰った注文書や資料+復刊運動の方から頂いたPOPデータを出力して、市内大型店の方々に渡し、佐々木丸美コレクション拡販をお願いしました。本シリーズ、札幌で燃えましたから、今度は西日本です。先ずは紀伊国屋福岡本店、博多駅前交通センター6階にある博多を代表する書店です。以前お世話になった方々は異動で見当たらず、ちょっとガッカリ。後日には「館シリーズ」東京創元社も販促にいらっしゃるとの情報。続いては博多の繁華街の中心である激戦区の天神へ。紀伊国屋天神店は、天神コアビル6階にありますが、残念ながらここは3月に閉店するそうですが、その代わりに箱崎の「ゆめタウン店」が開店します。ここの文芸書ご担当はとっても美人の方。復刊ドットコム奮戦記を読まれていて、佐々木丸美氏への復刊交渉の経緯をよくご存知でした。「雪よじ登ったのって、あなたですか?」。えへっ、そうなんですよ。丸善福岡ビル店は、コアビルの隣の天神福岡ビル2、3階にあります。以前日販の営業マンと会食したことのあるフロア長は、店長に昇進されていました。ジュンク堂福岡店は、コアビルの奥にある天神メディアモールの2、3階です。ここは何と地下から1階までは古書、中古CDやDVDのお店が同じビル内です。福家福岡店は天神コアビルのB1階。副店長は復刊ドットコムをよくご存知で、しばしば利用もされているそうです。以上、短い限られた時間で5軒を駆け抜けました。販促キッドもう少し持っていけば、博多駅前のあおい書店なども訪問できたので、やや消化不良で残念でした。ところで実は私が博多につく2時間ほど前に佐々木丸美ファンの方々でオフ会を開催されていたそうで、知らずにいたため、タッチの差で参加できず、残念でした。

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2007年3月 5日 (月)


アンジェリク翻訳者決定!

復刊が確定したフランス歴史大河ロマン「アンジェリク」の翻訳者が決定いたしました。早川書房などの刊行物で活躍されている藤本優子氏です。アンジェリクは、敵をも惚れさせる女の中の女、美と強さと優しさの化身です。そんなヒロインは、やはり女性自身によって描かれて欲しいという思いも、私にはありました。そして、幸いにして有能な翻訳者を確保することができました。目標としては、先ずは年内に第一巻を、その後は半年に一巻ずつくらいのペースでの続刊をめざします。あくまで予定ではありますが、今年のクリスマスにはヨーロッパ、地中海、新大陸を股にかけた女神があなたのもとを再び訪れることでしょう。

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2007年3月 4日 (日)


佐々木丸美の応援団

同じ佐々木丸美氏の作品復刊に取り組んでいる東京創元社さんの発案で、共同キャンペーン企画として「佐々木丸美応援ペーパー」ができあがりました。内容はといえば、佐々木丸美先生を応援する著者の方や、書店員の方々から復刊作品に送る応援メッセージの数々をリーフレット化しようというものです。これまでも親会社の広報誌である「新刊展望」で三村美衣氏桜庭一樹氏が対談したりの試みを行ってきました。今回はその桜庭一樹氏が「雪国ゴシックロマン」と、ミステリー作家津原泰水氏が「燃えさかる情熱」と、佐々木丸美に応援メッセージを送っています。そして、それ以上に多いのが書店の最前線にいて、佐々木丸美作品を応援する書店員さんです。北海道と首都圏の8名の方々が、佐々木丸美先生をピュアに応援して下さっているのです。「佐々木丸美応援ペーパー」に応援者が次々と現れて、第二号、第三号が刊行され続けることを願います。われこそは!という作家の方、書店員の方は、是非名乗りをあげて下さい。ちなみに3月1日は、朝日新聞文化面に佐々木丸美復刊が「雪の断章」書影入りで報道されました。詳しくは「佐々木丸美コレクション」編集担当の二宮女史が立ち上げた「佐々木丸美コレクション公式ブログ」をご覧下さい。

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2007年3月 3日 (土)


白水社の登山本

白水社といえば、誰もが思い浮かべるのは仏独の語学書を始めとして、音楽、哲学、演劇、海外小説など人文系歴史教養書を刊行している出版社です。しかしながら、意外にもずいぶん登山関連書を刊行しているのです。登山書と言っても、山と渓谷社のような純粋技術書やガイド本ではなく、アジア史の解明が絡んだ、読んで知的欲求が充足するノンフィクションの数々です。専門書出版社が構成する梓会の副理事でもある、大学の先輩である佐藤役員に、同窓会でご講演をして頂きました。佐藤氏は登山好きが嵩じて、今から25年前に一念発起して、パキスタン北部を中心とした44日間のヒマラヤ登山されたそうです。ヒマラヤの地は、実際にはブータン、ネパール、パキスタン、インド、中国、中央アジアにまたがる広大な地です。第一次、第二次世界大戦時には、多くの密偵たちの活躍の場だったそうです。そんな世界史の一幕を楽しく伺いながら、人生は楽しく過ごそうという佐藤氏の生き方の極意に納得し、和ませて頂いた含蓄深い時間でありました。

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2007年3月 2日 (金)


悔しいっす!

年に2回ほど眠れない夜があります。復刊交渉が最後の最後の詰めで失敗したときです。かつては「プリンプリン物語」コミックの復刊禁止などで落胆したことを思い起こしました。半年も一年間も追跡してきた案件を最後の著者や著作権継承者のご意向で、あっさりNGになる可能性があります。今回は「ビバ!おりがみ」でした。ありとあらゆるルートから出版社や著者に迫りましたが、願いは叶いませんでした。しかしながら「悪魔」を折りたい方には、年末に別の出版社から新刊で紹介される可能性があるそうです。近刊が案内されたら告知いたしますので「悪魔」ファンの方、お楽しみに!

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2007年3月 1日 (木)


アイヴォリー

星とトランペット」復刊が好評をもって迎えられた竹下文子先生と、復刊ドットコム屈指の人気女流漫画家である坂田靖子先生の強力タッグによる素敵な読み物が「アイヴォリー」です。投票オーナーによれば、「『幽霊になってしまってからは、アイヴォリーのほうが美月よりずっと私らしい気がする。・・・・・もしかしてわたしは、美月という貝殻に間違って閉じ込められたアイヴォリー、だったのかもしれない。』墓場に住む幽霊になったばかりの女の子「アイヴォリー」は、ある日少年と出会います。誰にも見えないはずなのに…。せつないせつない物語。ラストは泣けて仕方がなかった。坂田靖子さんの絵も雰囲気にぴったりです」とのことです。復刊の時が愉しみですね。

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