佐々木丸美展レポート
佐々木丸美コレクション担当の編集部・Y田です。
「佐々木丸美復活!」
このタイトルが復刊ドットコムblogにアップされたのは、2006年8月のこと。
その後『雪の断章』を皮切りにスタートした〈佐々木丸美コレクション〉は、
2008年4月をもって全18巻をついに完結いたしました。
これを記念して5月9日~15日まで、北海道の紀伊國屋書店・札幌本店
にて開催した佐々木丸美展の模様をレポートいたします。
開催初日、5月9日はあいにくの曇り空。しかし、紀伊國屋書店のご
担当者・Kさんの「曇りのほうが書店は繁盛する」という言葉の通り、
平日にもかかわらず開店まもなくしてお客様が続々と店内に入ってこ
られました。
会場である2階にあるギャラリースペースに来場されたお客様の数は、
なんと1週間合計で約700名!
店頭のポスターを見て偶然知ったという方が多かったようですが、
やはり地元北海道は熱いです。
札幌市外からはるばる2時間以上かけていらっしゃった方や、関東や
関西などから駆けつけてくださった方もいて、その情熱に驚かされる
ばかりでした。
会場には直筆原稿、直筆の草稿ノート、味戸ケイコさんのカバーイラ
スト原画、デビュー当時のインタビュー記事などを展示し、札幌静修
高校・放送局が制作したドキュメンタリー映像「命の断章」も上映し
ていたのですが、じっくりと1時間以上かけてそれらを鑑賞される方
も少なくありません。
また、MFS(佐々木丸美作品復刊推進委員会)のUさんとTさんが
準備してくださった手書きのメッセージカードを掲示できる“ゲスト
ボート”にはたくさんの感想が集まり、佐々木丸美さんや作品に対す
る皆さんの想いが凝縮された素敵なコーナーとなりました。
10日、11日は高校生による朗読会と、北海道文学館の学芸員・喜多香
織さんによるトークイベントを開催しました。
いずれも60席の座席があっとう間に埋まり、立ち見が出るほど大盛況
です。
朗読会では、道内の大会で好成績を収める実力者の女子高生3名が、
個性豊かに作品を朗読。読者から人気が高い『雪の断章』『花嫁人形』
『崖の館』の3作品を各10分で読んでいただきましたが、終了した後
は感動と賞賛の拍手が鳴り止みません。
トークイベントは、北海道文学と佐々木丸美作品を研究者の視点か
ら解説し、色々な切り口で作品を紐解くという聞き応えのある内容で
した。トークの後半にはMFSのUさんにも登壇いただき、復刊秘話
を語っていただくというサプライズもあり、参加された皆様が満足し
ていらっしゃる様子が伝わってきました。
本イベントは北海道テレビや北海道新聞でも紹介され、私達スタッフ
が予想していた以上に大盛況で幕を閉じることができました。
佐々木丸美さんのご家族、MFSのお二人、そしてユーザーの皆様に
支えられて、完結にふさわしいイベントとできたことを感謝しており
ます。本当にありがとうございました!
今回、読者の方と直に交流して改めて実感したのは、
「佐々木丸美という作家は、たくさんの人に愛され続けている」
ということです。
多くの人を惹きつけてやまない佐々木丸美作品の魅力を、これからも
伝え続けていきたい。そう強く思いました。
投稿時刻: 午後 04:46
その他 | 記事単独表示リンク
| トラックバック (1)





『華麗なる帆船模型』(木製帆船模型写真集)
