メルマガ予告(10/01号)!
ディレクターのともおです。
南の方に行っていた休暇から戻ってきて、再び、仕事に邁進せねばと思っているところです。久しぶりに長いお休みをもらって休んだ、という実感です。価値観がちょっと変わりますね。そうしたものが、また仕事にプラスで生かされれば良いのですが。てなことで、先週の9月24日のメルマガの反響はどうだったのか、現場にいないとわからないことはわからなかったり、今週(もう10月になってしまうのですね)のメルマガがどうなるのか、もろもろ追いつけておりません。旅先から富乃と携帯メールでやりとりをしていて、多少、方向性やら内容やらの決めごとはしていましたが、やっぱり、こればっかりは職場にいないと難しいと思う部分もあります。先週の紹介商品では、復刊した『マッキンダーの地政学』が好評でした。伝説の名著『デモクラシーの理想と現実』の改題新装版(内容はそのまま)です。『デモクラシー~』は古書価をずっと見ていますが、大分、落ちてきましたね。最近は、ネット上で「プレミアのついた本」を確認し、市場で安く見つけてきて、古書店やオークションで高く売り利ざやを稼ぐ、「ネットせどり」の方たちも多くおられるようで、復刊ドットコムでの人気を確認されることもあるよう。こうしたところに、本職の古物商ではない、目利きの方たちが参入されてくるのも情報化時代の新しい書籍流通のかたちです。情報に敏くないと、売り逃し、買い逃しもあるであろうスピードの速い世界ですね。古書価が高い本ほど、復刊された本は部数が伸び、古書価は急落します。概して復刊本は部数も少ないため、新版となると高額にならざるを得ないのですが、それでもプレミア付きの古書よりは入手しやすい。逆に言えば、「高額でもニーズがある状態」がキープされているプレミア付きの本ならば、復刊の可能性が高い、ということになります。実際、数百部程度の需要しかない本が多い一方、印刷費の現況を考えると数千部単位でないと採算があわないのが「紙の出版」事業です。こうしたせめぎ合いの中、本の価格が決まり市場で取引されるのですが、どんな「多数派ではない嗜好」にも安価で本が提供される世界は全ての書誌の電子化が行われないかぎりは難しいですね(コンテンツデータの価格付けという観点でもまた険しそうですね)。余談ばかりですいません。
今週のメルマガは、広井てつおさんの『W1ララバイ』の復刊をお知らせします。今年の8月28日に、まだ57歳の若さで夭逝された広井先生には、バイク漫画と先生の作風を愛する多くのファンの方たちがいて、117票を集めた投票コメントにも、そうした気持ちが漲っています。少年画報社さんより『バイクフリークの間では復刊を強く望まれていた著者の代表作をメモリアルコミックとして刊行』として、今回のご逝去を受けての復刊となりました。慎んでご冥福をお祈りしながら、この作品の復刊を多くの方たちにお伝えできればと思っています。そして、手塚治虫さんの『手塚治虫・あかしや書房傑作選シリーズ』のご紹介。あかしや書房から昭和三十年代に発行されていた作品の復刻版ですね。オークション等では高額で取引されている貸本時代の稀少な本がシリーズで復刻され、全巻集めると、他社の全集にも入っていない「復刻特別稀少単行本」を全員プレゼント、という企画もございます。これがポプラ社さんからの刊行というのが、意外な感じですね。このところ『花とあらくれ』や『おもしろブックス版 ライオンブックス』など、小学館クリエイティブさんから刊行された手塚治虫さんの復刻を紹介しておりますが、全集版に入っている作品でも、ファンの方からは、描き直しのない原典を入手したいという希望も多く、こうした「復刻版」に対する要望が強いのですね。僕も後に色々な発行形態での「火の鳥」の単行本を読んでいるのですが、子どもの時に最初に読んだ、あの朝日ソノラマさんのA4判の感触は忘れがたいものがあります。後に編まれた全集等で読んで、え、こんな場面あったっけ、とか、あの場面がなくなっている、ということも、ままあることではあって、作者の思惑はともかく、読者にとっては自分が読んだオリジナルこそが、本当に読みたいバージョンということもあるんですね。復刊、ならぬ、復刻には、そうした思い入れもあるのです。更に先週、『マッキンダーの地政学』が好評だった原書房さんの特集で、新たに復刊本二冊のご紹介もあります。どうぞ、今週のメルマガも宜しくお願いいたします。
投稿時刻: 午後 02:01
メルマガ予告 | 記事単独表示リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/117834/42632359
この記事へのトラックバック一覧です: メルマガ予告(10/01号)!:

