2009年10月13日 (火)

復刊ドットコムWebマスター、熊野です。
今日は何曜~?(火曜日!) …って事で火曜日恒例のメルマガ予告行っちゃいます! なんかのっけからイミフ全開ですねー(笑)
明日配信のメルマガは散々悩んだ挙げ句、昨日のブログで取り上げた熊野お気に入りの『新版 恐竜の飼いかた教えます』で勝負することにしました。他には、政権交代を受けて世間がにわかに騒がしくなる中、最近では珍しい政治復刊本ネタ(『代議士の誕生』&『資本主義と自由』)をドーンと大特集しつつ、こちらも久々のマンガショップから『月光仮面』の最終章をクローズアップしています。全体的に今回はわりと硬派なつくりに仕上がったんじゃないでしょうか。これが吉と出るかは明日の結果次第ですが、復刊ドットコムはジャンルのわけ隔てなく活動してるんだってところは、皆さんにお見せできると思います。
そんな硬派なメルマガをさらに、ピリッと締めてくれるのが、個人的に気になってピックアップさせてもらった、岩波書店さんの『魔女狩りの社会史』です。魔女狩りといえば、中世ヨーロッパで横行した人類史上でも指折りの凄惨な殺戮だったわけですが、この本は、悲惨な大殺戮を引き起こすに至る過程を懇切丁寧に描き出すことで、ふとしたきっかけで簡単に妄信に走ってしまう人間の因果な精神メカニズムを端的に表してくれています。
きっとこの精神構造は、500年の時を経てもまったく変わっていないんでしょうね。いまもどこかで繰り広げられる理不尽な出来事…そのひとつひとつの裏側に悲しいエピソードがあるのかと思うと、人間ってなんて業の深い生き物だろうと感じずにはいられません。
なんか湿っぽい終わり方になって申し訳ないです。
■『魔女狩りの社会史』(5票)

※人類が抱える、暗く重たい歴史の扉…
投稿時刻: 午後 11:48
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2009年9月23日 (水)

復刊ドットコムWebマスター、熊野です。
シルバーウィークも今日でおしまいですね。
まだまだ休み足らない方、もう十分リフレッシュできたという方、明日から仕事で気が重い方などそれぞれだとは思いますが、連休の最後はぜひ本日配信の復刊ドットコムメルマガ「秋の特別号」をご覧ください。
連休前から続く長らくの出荷停止で皆さまには大変ご迷惑をおかけしていますが、メルマガだけは意地でも休みません!
今回のメルマガは、4月から始動した新しい復刊ドットコムの半年間を総括するという意味で総集編的な構成にしてみました。
熊野が独断と偏見で選んだ復刊ドットコム5大ニュースに、復刊リクエストPV数(閲覧数)上位3作品の発表、さらにただいま好評仮予約受付中の『MOTHER 2』に、まだまだ続く戦国ブーム『戦国時代人物事典』、とどめは豪華レア本の予約締切情報と、「秋の特別号」にふさわしい盛りだくさんの内容となっております。
そして、このブログだけの先どり情報になっちゃいますけど、来週のメルマガは結構ビックリな重大発表を行う予定があったりなかったり(どっちだ!?)するので、いまから期待していただけるとありがたいと思います。ただ、期待に添えなかった場合はゴメンナサイ。
あっ、ちなみに熊野は1日フライングで今日からひっそりと仕事再開してます。誰もいないオフィス、どこまでも無限に広がる無音の世界…なんとも悲惨だ。
投稿時刻: 午後 05:18
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2009年9月15日 (火)

復刊ドットコムWebマスター、熊野です。
今日も火曜日恒例のメルマガ予告の時間がやってきました!
今週のメルマガは、なんといっても昨日のブログでぼかしぼかし(ぼかしてないとの噂も!?)告知していた『MOTHER 2』仮予約のお知らせがメインです。やはり大型タイトルという事もあり、注目度は段違いなのではというのが熊野予想。(ちなみに本日より仮予約スタートです!)
他にもいよいよ完結となる『魔女の宅急便』の全6巻セット(おてんば魔女キキととんぼが○○します!)や、『実りの秋♪ 豪華アニメ・ゲーム画集』と題し人気のアニメ・ゲーム画集をまとめてご紹介しています!
あまりに自分の趣味が前面に出ている構成なので若干皆さんの反応が気になるところではありますが、いまが旬の作品ばかりなので熊野的にかなりイチオシのラインナップです。
そして、各所で話題沸騰の「やらないかバンダナ」も、ついに復刊ドットコム初お目見えとなりました。本当はもっと大々的にご紹介したいところなんですけど、『ウホッ!!』の性質上仕方ないですかね。
ただバンダナ自体の完成度はすさまじい…まさに神の領域です!
■「やらないかバンダナ」初公開!
投稿時刻: 午後 10:18
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2009年9月 8日 (火)

復刊ドットコムWebマスター、熊野です。
恒例のメルマガ追い込みで、ただいま少々疲労困ぱい気味……。
そんな熊野の状況などは置いといて、気を取り直して明日のメルマガの内容をざっと紹介しちゃいます。
実は明日のメルマガは、ただいま会員急増中といわれる「TSUTAYA DISCASコミックレンタル」との初コラボ(!?)メルマガだったりするんですよ! しかもそんな記念すべき号に、敢えてわが復刊ドットコムがメインに据えたタイトルは、なんと…あの『ウホッ!!いい男たち』の続編『ウホッ!!いい男たち2』(ホントそのまま…)なのです! これはマジでヤバイッス(汗)
まぁある意味、復刊ドットコムの名刺代わりには最適なのではと、若干開き直り気味ではあるんですけどね……。もしクレームが来ても、正直、熊野は責任負えないです(笑)
ちなみにこの『ウホッ!!いい男たち2』は、これまで一度も単行本に収録されたことのない、幻のヤマジュン作品を4点も収録した豪華仕様に加え、初回版には大人気・阿部さんだらけの特製「やらないかバンダナ」(名前だけで笑えます♪)が同梱されるという、「ウホッ!!」好きにはたまらない奇跡の珍品となっております♪ 実はすでにバンダナの試作品を見ているのですが、一部大事な大事な「具」の部分がはみ出していたりして、結構ヤバ~イ感じでした。(これは街中で所持しても大丈夫なんだろうか…)
そんな凄すぎる「ウホッ!!」一色の祭り状態かと思いきや、今回は東京大学出版会さんが誇る名歴史書『増上寺 徳川将軍墓とその遺品・遺体』や、手塚治虫の生誕80周年を記念した豪華仕様の復刻版『冒険狂時代/ピピチャン』、ついに完結となる『アンドルー・ラング世界童話集』などもたっぷりとご紹介していて、意外とバランスの取れたラインナップになっているのではと思います。ただ、やはり「ウホッ!!」のインパクトが飛び抜けていることは否めないですけど。ま~これはしょうがない。
というわけで、明日のメルマガも乞うご期待といった感じです!
■メールマガジン配信希望の方はこちらまで♪
投稿時刻: 午後 08:47
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2009年9月 2日 (水)

復刊ドットコムWebマスター、熊野です。
メルマガ配信前の慌しい火曜日を終え、ようやくひと段落といったところです。
というわけで、毎週恒例のメルマガ予告行っちゃいます!
今回のメルマガは、昨日のブログテーマだった「ガンダム」特集のほか、前回大好評をいただいた『犬狼伝説 20周年エディションBOX』と同じ路線で限定もの2作品を大プッシュしてます。
ひとつめは熊野も大好きだった「魔術士オーフェン」の作者としておなじみ、秋田禎信先生の世界観をギュギュっと凝縮した豪華BOXセット『秋田禎信BOX 完全限定生産版』です。BOX仕様だけあって装丁にこだわり抜いた美麗化粧箱は注目の的ではあるんですが、それ以上に注目したいのは、「オーフェン」後日談を含む、他では読めない貴重な書き下ろし小説を多数含んでいる点。かつて「オーフェン」に夢中だったラノベ好きさん、必携のアイテムといったところでしょうか。
そしてもう1点、ゲーム「北へ。」で絶大なる人気を誇った大槍葦人さんの集大成的画集となる『大槍葦人画集 Chronicle LIMITED EDITION』も、復刊ドットコム的にかなりオススメしてます。こちらも初回限定&豪華5大特典付きということで、ファンなら思わず食指が動いちゃうのではないでしょうかね。
一応、補足的にご説明すると、大槍さんはアダルトゲームをメインフィールドに活躍されている方なので当然といえば当然なんですが、この画集は18禁ゲームで使用されたイラストを中心に構成されています。わりとそういう毛色のものって、お店の方針によっては露出を控えめにしたり、色々と規制がかかりそうな部分だったりするんですが、熊野がいる限り絶対にそうはさせません!エロガッパの回でも声を大にして宣言したつもりですが、復刊ドットコムは今後もエロ規制の流れに負ける事なく、良いと思ったものはドンドン紹介していくつもりです。色々とご意見あると思いますが、その方針だけは不動です(笑)
なんか横道それまくりですが、こんな感じで今週も注目作品が目白押しですので、ぜひメルマガ配信を楽しみにしていてください。
投稿時刻: 午前 12:45
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2009年8月25日 (火)

復刊ドットコムWebマスター、熊野です。
実は昨日から風邪をひいてしまったみたいで、イマイチ体調が良くないんです。でも明日は週に1回のメルマガ配信日だし、そんな事も言ってられないですけどね!
明日のメルマガは、以前このブログでも紹介した「35ブックス」の復刊タイトルが満を持して登場します。中でも熊野イチオシなのは、“自然界の報道写真家”こと宮崎学さんが、伊那谷の自然を舞台に動物たちの「死」を生々しくも淡々と捉えた伝説の『写真集「死」』です。「生」と隣り合わせの存在でありながら、日ごろは敬遠されがちな「死」というテーマに臆することなく立ち向かう姿に熊野は感動すら覚えました。
このほか、いよいよフィナーレの時がせまる夏の特別企画『夏の復刊ドットコムはオモシロイ!』の最終章となる第4弾企画や、あの「エヴァンゲリオン」にも影響を与えたコードウェイナー・スミスの『ノーストリリア』ほか、久々のハヤカワSF特集など、復刊ドットコム定番の人気企画をたっぷりとご用意しています。
そして、今回栄えあるメインを飾るのは、押井守さんのライフワークともいえる“ケルベロス・サーガ”の代表作『犬狼伝説』の 20周年エディションBOXです。作画をあの藤原カムイ先生が手がけたことでもおなじみの超名作なんですが、今回はなんと大人気フィギュアシリーズ「リボルテック」の限定版が付いてくる3,000セット限定商品ということで、発表直後からファンを中心に大きな話題を呼んでいます。
こんな調子で話題の本ぞくぞくといった感じなんですが、何はともあれ明日のメルマガを楽しみにお待ちください!
投稿時刻: 午後 03:12
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2009年8月 4日 (火)

復刊ドットコムWebマスター、熊野です。
明日のメルマガは至上稀にみる(?)豪華さでお送りすることになりそうです! なんといっても超目玉となりそうなのが、長らくお待たせしていた『前田慶次道中日記』の販売再開。相変わらずのすさまじい人気で、夏の復刊ドットコムを熱く盛り上げてくれそうです。他にも、ついに情報解禁となったアラン・ムーアの『フロム・ヘル』に、106票の高得票タイトル『通信の数学的理論』など、充実過ぎるほどのラインナップに仕上がっています。
さらにこのブログをご覧になっている方なら思わずニヤリとしてしまう(…かもしれない)ちょっとしたオモシロ仕掛けもご用意しています。ぜひ明日のメルマガを楽しみにしてください!
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投稿時刻: 午後 09:25
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2008年12月 7日 (日)

ディレクターの、ともおです。
怒りや憤りというのが、日々を生きる糧ではあったりするのですが、できれば、穏やかに過ごしたものです。とはいえ、まあ、当たり前の理屈が通らないようなことに対面した時に、果たして、どこまで穏やかでいられるかは、人間の度量なのでしょうか。いい加減、大人なのですが、大人らしくもしていられないこともままあるのが会社員です。などと、不穏さを抱えつつ、先週のメルマガの振り返りから。先週は、『エスパークス 20周年記念BOX限定版(スペシャルブックレット付)』の予約開始でしたが、既にかなりの受注をいただいております。文具キャラクター「エスパークス」のノートは最盛期には数十万部の販売数を誇り、当時の小学生を中心に、まさに一大ブームであったと聞いています。長い年月がたっても、これだけ「エスパークス」の復活に快哉が叫ばれるのは、その作品世界に現代に通じる面白さがあるからなのでしょう。他にも『リボンの騎士』の復刻版BOXの人気が高かったです。これも子ども時代の思い出のうちにある作品でしょうが、幅広い年代に受け入れられているのは、アニメ化もされ息の長い展開をした作品であるからですね。同じ現代での復刊でありながらも、そのバックボーンの違いを良く考えなければならないのは、復刊ビジネスの難しいところです。
さて、今週のメルマガなのですが、メインテーマがまだちょっと揺れていて、現時点で、ちゃんとご報告できないのが辛いところ。復刊ドットコムでは、大人気のエディシオントレヴィルさんからの吉報をお伝えすることになるのは、決まっているのですが・・・。これは、楽しみにしていただければ、幸いです。話題のリクエストは、得票はまだボチボチなのですが、PV(閲覧数)が急上昇している、ホビージャパンさんの『ダイナマイトナース』&『ダイナマイトナース2』についてご紹介します。オークションなどで、非常に古書価が急騰していることもあって(僕が見かけたものでは、最終的に5万円程度で落札されていました)、もう少し得票があがったら、多少、高額になっても小部数重版が可能かどうか検討をご依頼したいと思っているものです。ということで、応援、よろしくお願いします。そして嬉しいニュースとしては、『グレースのお菓子の時間、紅茶の時間をどうぞ』の復刊を案内。これも古書価がかなり高騰していた本でした。復刊ドットコムでの復刊を求める皆さんの声も参考にしていただいて、出版社様が重版を決めてくださった本です。是非、販売の方にも、皆さんのお力を貸していただければ、と思っています。復刊本が売れると出版社さんも喜ばれるので、復刊リクエストの信憑性が高まって、今後、更に、復刊が実現できる可能性も高まるんじゃないかと、そういう好循環を実現できればと思っております。いや、最近、復刊本の高セールスが続いていて、次につながっていくケースが多いのですよ。これも皆さんのおかげと感謝しています。原書房さんからは、また復刊銘柄の『軍人と国家』も刊行されます、これもこうした良い流れのひとつですね。そして、復刊ではありませんが、復刊ドットコムユーザーの皆さんに親和性が高いところで、河出書房新社さんの良質な文藝シリーズ、KAWADE道の手帖の新作で、安藤鶴夫、吉屋信子、鶴見俊輔という、また濃い並びをご紹介。アンツルさんについては、以前にもこのブログで書きましたので、ちょっと省略。吉屋信子先生は、怒涛の少女趣味が現代のゴスロリ的なものに通じるという観点なのか、再評価きたかなあ、という感じですね。僕は国書刊行会さんの復刻本を沢山買い集めたクチで、そのうち吉屋信子についてはお話できる機会があれば、と思っているファンなのです。鶴見俊輔さんは、むしろ自分たちの時代の思想家という意識もあり、多年にわたりその文章から影響を受けてきた人だと思います。先日、『寄生獣』の完全版の単行本読んでいたら、なんと鶴見俊輔さんが解説で、自分が八十年以上生きてきて読んだコミックの中でこんなに面白かったものはない、というようなことを書かれていて、ビックリしました。いや『寄生獣』はたしかに面白いのだけれど、鶴見さんほどの識者に評価されるというのは・・・と思ってしまうほどの、鶴見俊輔さんなわけですよ。いや、今週も興味深い本ばかりご紹介できる、盛り沢山のメルマガです。怒りとともに書き始めた、今日のブログですが、本の話をしていると、気持ちが穏やかになるものですね。もっと、純粋に仕事ができたら良いな、と思います。
■訳知り顔の大人になれない人のためのメルマガ購読はこちらで。
投稿時刻: 午後 11:45
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2008年11月30日 (日)

ディレクターの、ともおです。
メルマガ予告です。ちょっとドキドキするのは、これを書いている時点では緘口令が敷かれていることを書いてしまうからです。それはともかく、ますは先週のメルマガについて。先週のメルマガでは、やはり『エリノア』人気爆発でした。出版元の、さわらび本工房さんもビビらせる大反響。メルマガからのPV(閲覧数)も、普段の倍程度ということで、関心の高さが伺えます。何分、復刊ドットコムを含め、ごく一部の書店でしか販売されない本の予定ですので、事前にご予約いただければと思います(うちの予約分はきっちり部数を確保します)。漫画界の稀少な一冊が甦る、ということで、昔、この作品をご覧になったことがある方だけではなく、幻の少女漫画の復刊、という話題性に注目していただけた方たちも多いようです。発売まで、いましばらくお待ちください。
さて、このブログがオープンになる時には、緘口例が解かれているので、書いちゃいますけれど、11月29日(土)開催の『エスパークス☆ファンミーティング』にてビックニュースとして発表されているはずですが、復刊ドットコムから待望の『エスパークス スーパーバトルコミック』が復刊されます。しかも『エスパークス 20周年記念BOX限定版(スペシャルブックレット付)』というスペシャルなエディション。堂々のメルマガのメインニュースで全国にお届けします。予約は12月1日(月)午前10:00から開始。復刊ドットコムでご注文いただいた方だけの特典もありますので、こうご期待です。世代的に、僕はエスパークスというものの存在を知らなかったので、調べたもの、現在の20代後半から30代前半の男子にとっては、小学生時代のマストアイテムであったそう。そのエスパークスが、20周年を迎えて堂々の復活となります。文房具のキャラクターから発展して、小学生を虜にしたエスパークス。実は、このキャラクターを展開していたサンエックス社さんは、後に「 たれぱんだ」や「こげぱん」、「リラックマ」などの人気のキャラクターを生み出した会社だったのです。エスパークス自体の復活はニュースにもなっていますが、コミック版についても復刊ドットコムで復活を待望する声が高まっていました。さて、どの程度の反響があるか、楽しみにしています。今回のメルマガは、ちょっと全体カラーを男子向けに合わせまして、「ロボット」も特集します。その昔、『パラサイト・イブ』で人気を博した理系作家、瀬名秀明さんの『瀬名秀明ロボット学論集』などをご紹介。瀬名さんの作品を何冊か読んでいますが、ディーン・(R)クーンツの凄いファンで、以前に文庫解説で大論文のようなのを書かれていて、あれが瀬名さんの文章で一番、感銘を受けたものでしたねー。宮部みゆきさんもクーンツのファンだそうですが、宮部さんのSF作品の方が、クーンツイズムを感じるなあ、などというのは余談です。その他、諸々、ご紹介する作品は多いのです。12月3日号(ああ、もう12月なんだ)も張り切って、製作中です。どうぞ、宜しくお願いいたします。
■12月からでもメルマガ購読を是非!
投稿時刻: 午前 09:00
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2008年11月24日 (月)

ディレクターの、ともおです。
祝日だろうと休みなしのブログは続きます。先週のメルマガは伝説の参考書、「山貞」の愛称で知られる山崎貞さんの二冊の復刻本『新々英文解釈研究』と『新自修英文典』をご紹介しました。既に各100冊以上のご予約をいただき、その時代を経ても依然として語り継がれている人気の高さを知るところとなりました。販売分析ページを見ると、40歳代が最多数比率ですが、50歳以上の方の購入率が20%を超えているというのも、ネットでの販売としては珍しいものではないかと思います。逆に20歳代の方も購入されているのが不思議なところですが、お父さんへのプレゼントかも知れないなどと思っておりました。もうすぐクリスマスですし、懐かしの参考書セットをプレゼント、なんていう企画も面白いかも知れません。参考書を、というよりも、学生時代の記憶を呼び覚ますタイムカプセルをプレゼントする、という気分でいかがでしょうか。僕は、いまだに受験生時代の悪夢に苛まれたりしている方なのですが、皆さんのコメントなどを拝見していると、実に有意義なものとして名参考書とともにあった時代を語られていますね。ちょっと複雑な気持ちになるところですが、まあ、それはともかくとして、発売まで、いましばらくお待ちください。絶賛、予約受付中です。
さて、今週のメルマガですが『幻の少女漫画『エリノア』ついにその封印が解かれる!』号という、物々しいタイトルで参ります。谷口ひとみさんの『エリノア』については、こちらのブログでも触れておりますが、ただ今、一部で話題騒然の復刊本として噂になっている本です。こちらを、ついにメインメルマガでもご紹介、という形になりました(復刊ドットコムでは、メインのメルマガ以外にも、ちょこちょことお知らせメールを出しておりまして、関連ジャンルのリクエストに投票されている皆さんに、こんな本が出ましたよ、とお知らせしているのです。こちらで登録できます)。出版元の、さわらび本工房さんの出版されている本は、他にも興味深いものが多いので、こちらも特集でお送りします。是非、そのラインナップにご注目ください。それから、100票以上得票を集めていた書籍の復刊をお知らせします。『高等魔術の教理と祭儀 祭儀篇・教理篇』が人文書院様から復刊です。『カバラ的、錬金術的、キリスト教的角度から、魔術の基本をなす原理と理論を解き明かした〈魔道中興の祖〉エリファス・レヴィ不朽の名著。理論を解説した『教理篇』、実践方法を解説した『祭儀篇』の二つに分かれている』とのことで、この二冊の予約を開始しました。先日は、国書刊行会様から復刊の『心霊的自己防衛』をご案内し、こちらも100冊以上のご予約をいただく人気でしたが、この世の裏側に潜む心霊や魔術の世界の深淵に触れたいと思われる方たちの声は多いようです。現代にこうした本が復刊され、続々と甦るニーズの源泉はどこにあるのか。そうしたジャンルへの支持層が確実に増えている現代が、復刊ムーブからも見えてくるようです。その他、もろもろ、興味深い話題を載せましてメルマガ編集中です。そうそう、マンガショップさんの復刊も諸々、ご案内しますが、今回はラインナップに『ナショナルキッド』が入っています。昭和時代中葉に特撮番組として放送された『ナショナルキッド』は、松下電器が一社提供であったからという由来によるものと聞いています。ということで、「パナソニックキッド」としての復活も求められている?昨今のようですよ。復刊は、過去を懐かしむだけではなく、少なからず、現代の鏡像でもあるのです。
■そんな世の中の影のムーブを知るためのメルマガを是非、ご購読ください。
投稿時刻: 午前 09:00
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2008年11月17日 (月)

ディレクターの、ともおです。
メルマガ予告~。はああああ。いや、疲れている場合じゃないのです。先週のメルマガは、タイトルにも入れた『信州の伝説と子どもたち(全5冊セット)』が好評でした。こうした地方出版社による復刊の試みも面白いものがあります。「復刊」というムーブメントに関わるものは、すべて網羅したい復刊ドットコムとしては、ニュース的にお届けしている感じでもあります。なので、もし、これをご覧になっていらっしゃる出版社の方や著者の方で、「復刊」するよ、というお知らせがありましたら、是非、こちらまでお願いいたします。投票がないものでもかまいません。是非、うちでも宣伝させていただき、プッシュしていきたいと思っております。先週は、継続して、国書刊行会さんの『心霊的自己防衛』が売れ続けました。得票は51票しかなかったのに、ついに販売は100冊を越えました。一書店で100冊売れたら全国の書店ではどれくらい売れるのかと思ってしまうところですが、「復刊ドットコムで100冊売れる商品」の特性は、ベストセラーになるタイプの商品ではない、という裏腹さも持っています。ただし、非常に濃い読者の方たちが興味を持たれている本であることは確かなので、是非、ご注目いただければ幸いです。
さて、今週のメルマガは《伝説の参考書「山貞」の復活》をお知らせします。長年多くの受験生のバイブルとされてきた山崎貞著『新々英文解釈研究』と『新自修英文典』を研究社さんが復刊されました。しかも懐かしい復刻版で甦っています。復刊ドットコムでも数多くの投票を集め、古書価格も現在、高額になっているこの本が、往年のファンの熱いご要望に応えて復活します。原本は昭和40年の発行です。僕が受験生だった頃は、駿台の伊藤先生の本であるとか、所謂「予備校系」の参考書が台頭していた時代でした。参考書には、非常に世代感がありますね。参考書と苦楽をともにして学力をつけた、あの時代の思い出がこの本で甦るかも知れません。この本に寄せられる皆さんのコメントにも、是非、ご注目ください。それから、先日もブログでご紹介した、『世界の怪獣』と『新・世界の怪獣』のご紹介。こちらのフィギュアつきの特別限定版は売り切れてしまいましたが、書籍だけでも価値ある復刻版です。こちらもコメントをご参照ください。そして、注目のリクエストは、ぶっちぎりのPV(閲覧数)の伸びを記録した『われ御身を愛す』をご紹介します。以前にもブログで紹介したことがあるのですが「天城山事件」の渦中にあった二人の往復書簡であるこの本、最近、また『日本史サスペンス劇場』というテレビ番組で紹介されたらしく、注目が集まっています。先日も『クララの明治日記』が、この番組の紹介で、ぐぐっとPVが伸び、メルマガでご紹介したところ得票数が大幅にアップしたことがありました。今は絶版になっているような本も題材にして、番組を制作されるスタッフさんたちの創意には感心するところがあり、また、違った光の当て方をされることで、再び、興味を持つ人が増え、その本が注目されるのは、嬉しいことです。色々な本に、皆さんの注目を向けていただければ幸いです。
■色々と準備中のメルマガを是非、ご購読ください。
投稿時刻: 午前 09:00
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2008年11月10日 (月)

ディレクターの、ともおです。
メルマガ準備を大慌てでやっております。先週末、ライティングの富乃がダウンしたので、個人ブレストで企画案出だけしておりまして、先ほど、内容が決まったような感じです。大きな目玉復刊企画の話も、チラホラと聞こえていたのですが、ちょっとまだ準備中だとかで、今回、ご紹介できないよう。ということで、比較的、小さくまとまりながら、進めてみたいと思っております。さて、先週の振り返り。国書刊行会さんの『心霊的自己防衛』が好評でした。既に70冊も売れています。「霊的攻撃から 身を守る」ということのニーズが、果たして、現在の世の中にどれぐらいあるのかわかりませんが、世の中のダークサイドに、密かに、こうした世界がある、ということを知るのは面白いですね。『心霊的攻撃方法の実践的知識を満載した本書は、『霊障』に悩む多くの現代人に光明を与えるものである』そうで、ここから見えるものも多々あるやも知れません。復刊ドットコムでは、さらにプッシュして参ります。そして、注目のリクエストとしてご紹介した『クララの明治日記』に人気が集まりました。詳しい内容はこちらに。今回のご紹介で40票ぐらい得票も伸びましたが、それだけ、この内容に対して惹かれる方たちが多かったということですね。まだ得票数は50票に満たないところなのですが、もう少し伸びましたら、発行元出版社様に是非、お伝えしたいところです。他にも「紙芝居」なども注目が集まったのですが、これは、また後日、まとめまして。
さて、今週のメルマガは、まず注目リクエストで、ブログでもご紹介した『3年B組貫八先生』のピックアップ。相変わらずPVが集まっている理由がわからんところです。しかしながら、金八シリーズの中で一番好き、というコメントもあがっているぐらいで、世のメジャー度と思いいれの度合いは違うというのは、何につけあるところですね。それから、今回のメインテーマは、「民話」に致しました。長野県の出版社である一草舎さんが図書館と協力の元、地元信州の本を復刊させる、という企画を発表されました。地域の文化活性という意味でも注目されているニュースです。復刊ドットコムでも「復刊」ということで呼応いたしまして、ご紹介に務めさせていただこうかと思いました。また、東京創元社さんの大型企画、『アンドルーラング童話集』が復刊ドットコムで好評を続けていることで、こちらの在庫を強化してプッシュいたします(ふたつのアンドルーラングについてはこちらをご参照ください)。以前にも復刊ドットコムでは『世界の民話館』の復刊がありましたし、単独の絵本となりますが、ジェイコブズ+若き日のスズキコージさんの絵での『トムチットトット』も復刊されています。ところで『トムチットトット』は、非常にストーリーが面白い。鬼と契約して、特別な仕事をしてもらうが、その代償を払わなくてはならなくなる、そこから逃れるためには鬼の「本当の名前」を当てないといけなくなり・・・。つまり、英国の民話でありながら、日本の「大工と鬼六」と同じストーリーなんですね。こうした同じストーリーの流れを持つものが各国で発生しているのか、どこかから伝播したものなのか。採集民話のネイティブなパワーや、創作民話の創意工夫など、民話というジャンルには非常に奥深いものがあります。その他、仏教関連書籍やバンドスコアなど、相変わらず、異色の取り合わせでメルマガを作成中です。なんとか間に合わせますの11月12日号、どうぞ宜しくお願いいたします。
■そんなメルマガ購読はこちらで。
投稿時刻: 午後 12:47
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2008年11月 1日 (土)

ディレクターの、ともおです。
メルマガ総括と予告です。前回の総括としては、メインテーマの二点が人気でした、というご報告から。ひとつは写真集『薔薇刑』。なにせ一冊、五万円を越える写真集でしたので、どこまでいけるのか、と思っていたのですが、累計で二十冊以上売れました。確実な人気がありますね。そして新刊『イングリットプラムのデンマーククロステッチ』。こちらも、七千円を越える本でありながら、すでに百冊を販売しています。何分、復刊リクエストサイトとしては収益がなく、セレクトショップとしてなんとか稼いでいる復刊ドットコムですので、こうしたエッジの強い本が売れることだけが強みですね。細々とやっていますが、復刊を中心に、面白い商品を皆さんにご紹介して、関心を持っていただければと思っています。
さて、もう11月最初のメルマガとなります。復刊インフォ、11月5日号の内容のご紹介です。テーマは、国生さんでもお馴染み、国書刊行会からの復刊。復刊投票51票を集めている、世界魔法大全4『心霊的自己防衛』が、新装復刊いたします。内容は『本書は心霊的攻撃の存在を明かし、その防衛法を説く。現代の黒魔術の流行を憂い、暗黒街における黒魔術結社の跳梁を暴露し、心理学・精神分析学的にも興味はつきない。心霊的攻撃方法の実践的知識を満載した本書は、『霊障』に悩む多くの現代人に光明を与えるものである』ということで、これは一体、なんなのか、という感じではありますが、多くの方たちの、この本を求めている声を是非お読みください。そもそも「暗黒街における黒魔術結社」のような存在が本当にあるのか。オカルト的な虚実皮膜は、信じるか信じないかだけではなく、信じられないが楽しめるところにあるのやも知れません。ところで、「霊的防衛」という言葉は、僕などは『帝都物語』あたりからの聞き覚えですが、吉兆を占い、方位を気にする程度のことは、我々の日常にも取り込まれていますね。いまだに風水が大々的に建築に取り入れられることもある。そういえば、復刊ドットコムでも『鎮宅霊符縁起集説』という、霊符に関する本が売れています。こうした超常的なパワーへの関心は21世紀になっても尽きませんね。話題のリクエストは『クララの明治日記』、こないだブログでも紹介しましたが、更にPV(閲覧数)が集まっていますね。クララさんは、勝海舟の息子の奥さんですが、どうやらあの「篤姫」とも親交があったとかで、そのあたりがテレビで紹介され、関心を集めているようです。そして、懐かしの漫画の復刊特集。小学館クリエイティブさんと、マンガショップさんの商品です。リアルタイムで連載当時、読んでいた自分としては、個人的に非常に懐かしいところで『すすめ!!パイレーツ』をご紹介します。江口寿史さんは、その秀逸なギャグセンスとスタイリッシュな画風で知られる漫画家ですが、デビュー連載作品のパイレーツは、まだかなり荒削りで、後半に行くにしたがって、後の江口センスがガンガンと散見されるはずです。そして、復刊ドットコムでは人気の『ストップ!にいちゃん〔完全版〕』の三学期が出ますよ。パイレーツの「ジャンプ」での連載開始が1977年から、『ストップ!にいちゃん』は、「少年」で1962年から連載されていた漫画で、ここには15年の隔たりがあります。漫画の質も大きく違い、懐かしいとひとくくりにできるものでもないのですが、現代の二十代から見たら、まあ一緒なんだろうな。と思ったりしながら、来週もまた、バラエティに富んだラインナップでお送りします。どうぞ、宜しくお願いいたします。
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2008年10月27日 (月)

ディレクターの、ともおです。
今日もあと少ししか残っていないわけですが、ギリギリのアップでなんとか間に合わせています。毎日、継続するブログ、とはいえ、追われてますね。メルマガ予告の続きです。メインテーマから、一回、外したのですが、本日、再度、入荷できることになったので、もう一度、テーマを戻しました。今回のメインテーマその①は、写真家、細江英公氏の『薔薇刑』、復刻版のご案内です。『薔薇刑』に関しては、先日も、展覧会用図版の『細江英公 展覧会のための写真集「抱擁」と「薔薇刑」』をご案内したばかりなのですが、今回は新装抄録版ではなく、完全な「復刻」版となります。古書市場では版によって40万円を超える値段がついている『薔薇刑』。世界の代表的な写真集のひとつとして「20世紀101冊の名作」にも選ばれたという作品です。カバーや段ボール外箱に至るまで「細部まで完璧に仕上げた」、今回の復刻は52,500円と高額ですが、日本版は限定500部という貴重なもので、復刊ドットコムも特別に仕入させていただきたいとお願いした上での今回の販売です。当初の10部が、あっという間に完売してしまい(五万円の本がそう簡単に・・・と思っていたので、正直、驚いています)、なんとか追加のお話が今日、成立しての販売再開です。世界写真史に残る一冊を、この機会に是非ご入手ください。メルマガライティングの富乃と話していると、彼女のような二十代は、なかなか三島作品に耽溺することや、また時代の寵児、トリックスターとして存在感を呈していたミシマを知ることもなく、『薔薇刑』の素材(モデル)としての「三島由紀夫」の捉え方も、随分と違うことに驚かされます。三島切腹は、僕も生まれていたとはいえ、物心がつく前で、逆に言えば、死後の三島伝説の勃興とともに年を重ねてきたので、逆に最も幻想的に三島を捉えている世代かも知れませんね。とりあえず、『金閣寺』と『仮面の告白』は読むべしと言っておきました。芸術的完成度の高い作品から『美しい星』や『夏子の冒険』のようなちょっとキワモノまで、振り幅の広い創作活動を行い、映画出演やモデル活動などもこなした三島由紀夫。その在りし日の姿を今に伝える伝説の一冊を、是非。
それと、先日、こちらにも書きました。クロスステッチ本も、テーマ②としてご用意しております。『イングリットプラムのデンマーククロスステッチ』の登場です。これは、現在、復刊リクエストを多数集めている『デンマークのクロステッチ』とは別の本で、まったくの本邦初訳による新刊です。クロスステッチ界の巨匠、ゲルダ・ベングトソンの愛弟子であり、現在デンマークで最も人気のあるクロスステッチ・デザイナーの一人、イングリット・プロムの刺繍本が、山梨幹子さんの訳・監修によって刊行されます。そして、巻末には仕上げのアイデアを満載した日本語版だけの特別付録ページ付。クロスステッチファンの皆さん、待望の一冊。本日より、復刊ドットコムでも予約を受け付けました。既に商品は完成しており、11月上旬にはすぐお送りできます。
ということで、メルマガ予告補遺でした。どうぞ、よろしくお願いいたします。
投稿時刻: 午後 11:24
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2008年10月25日 (土)

ディレクターの、ともおです。
メルマガの予告です。前回、10月22日号は、ジュリー・アンドリュースの『マンディ』をメインにお送りしました。沢田研二さんが「ジュリー」と呼ばれるのは、ジュリー・アンドリュースのファンだからだ、とネットでは書かれていますが、他に異説も見つからないので、そうなのでしょうか。「ピーター(池畑慎之介氏)」は「ピーター・パン」からついたそうですし、「チータ(水前寺清子氏)」は、「ちいさいタミコ(本名)」の略称だそうで、チーター(ネコ科の動物)ではないのですよ。芸能マメ知識はともかくとして、『マンディ』まだまだ予約中です。一緒に『偉大なるワンドゥードル最後の一匹』も売れております。さて、前回のメルマガで好評だったのは、SF系画集のご案内です。個人的に大正から昭和にいたる風俗史に興味があります。芸術系のアートならぬ通俗的な挿絵(イラスト)は、それこそ100年も前から、かたや抒情画があったり、童画があったり、華宵や彦造の隠微な少年画が出てきたりしながら、ついには、小松崎茂や武部本一郎の活躍の時代がきて、その後の百花繚乱があるのかと思うわけですが、日本イラストワークの100年史は、どの時代をとっても見るべきものがあって、時代感覚とともに楽しめる宝庫だなあ、とつくづく思ってしまいます。復刊ドットコムでもイラスト集・画集が毎度、高セールスを記録しております。これも受け継がれる文化の灯ですね。今後もドンドンと面白いものをご案内できれば良いなと思っております。
さて、29日のメルマガのご案内です。もう10月も最終号ですね。当初、予定していたメイン商品があっという間に売り切れてしまい、補充が難しそうなので、急きょ、メインテーマを変更することといたします。ということで、現時点では準備中で、詳しい内容情報が入ってきていないんですが、日本のクロスステッチ界を代表する山梨幹子先生関連の新刊をご紹介できる予定です。月曜日には商品ページオープンで、なんとか水曜日のメルマガに間に合うかなあ・・・。毎度、薄氷を踏む進行でお送りしております。Wiiのゲームで『プロゴルファー猿』が発売されることになったのを記念しまして、復刊ドットコムから甦った藤子不二雄Aランドを、シリーズ単位で紹介します。このゲームの出来が非常に良くないと評判(レビュー)がニュースになっておりますが、原作のせいじゃないのになあ、と反駁するところの姿勢を見せておきたいと。先日、このブログで魔太郎の紹介をしましたが、藤子不二雄A先生の「濃い」作品群にはあらためて注目して欲しいところです。その他、メルマガでは、11月の岩波文庫の主に復刊本の商品紹介。今回は、僕が内容情報をメルマガ用に要約していたのですが、11月も興味深い本、目白押しですね。紹介したい本が沢山ありました。『塵劫記』については、以前に書いた通りで、一番のプッシュです。石川啄木の『時代閉塞の現状』も出ます。啄木は歌人としては生前に評価されず、苦労の生活人として一生を終えたといわれますが、一方で放蕩の浪費癖があったとも言われ、その人物像の真相に多少ブレを感じています。啄木が生まれた明治19年から、亡くなった明治45年は、日清・日露戦争があったとはいえ、むしろ昭和元禄的な安泰の時代であったとの文章を読んだ記憶があります。だから彼のメンタリティは危機感や使命感のない太平の時代の凡庸さに辟易しているのだと。「時代閉塞の現状」を読むと、むしろ使命感をたぎらせることができない、現代にも通じる一見、安穏とした時代感覚に対する「閉塞感」を訴えているような気もします。なにかをしたくても、なにもできないような時代の不幸(本当は、なんでもはじめられるのに、という焦燥も裏腹にあるのかな)。『蟹工船』のように、現代の若者にも支持されたら面白いのですけれどね。などと、一冊、一冊についてお話しているとキリがないので、予告編はこの篇で、本編を是非、ご覧ください。
■そんなメルマガ、本編はこちらから。
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2008年10月20日 (月)

ディレクターの、ともおです。
遅れがちですが、なんとか追いつこうとしています。先週は、みなもと太郎さんの『風雲児外伝16、冗談新撰組 油小路の血闘』がやはり一番人気でした。みなもと太郎人気は復刊ドットコムでは不動ですが、新撰組人気もまた確実なものがあります。何故、そこまで現代の人々の心を吸い寄せるのか新撰組。復刊ドットコムでも、かつて新人物往来社さんから発行されていた萩尾農氏の『散華 土方歳三』に272票の得票が集まり、五稜郭タワーさんから復刊された本もかなりの高セールスを記録しています。コミックの世界でも木原敏江さんや手塚治虫さんに始まり、現在でも、新撰組に材をとった『風光る』や『PEACE MAKER鐵』など、数多くの作品群は枚挙に暇もなく、自分にはなかなか追いつけないところです。復刊ドットコムでも高人気となった『京都守護職日誌』もやはり新撰組人気の派生でしょうし、小説から歴史的資料の再編集まで、数々の作品が読まれ続けています。児童文学の世界でも越水利江子さんが『月下花伝』他の作品で新撰組を描かれています。現代の小中学生への影響を考えると、新撰組愛好者はこれからも増え続けていくのだろうななどと思うことしきりです。惜しむらくは、吉村昭さんが新撰組正伝を遺していてくださったら、ということですね。吉村節に馴れていると司馬節はいささか饒舌すぎるような気もするのです。無論、燃えます。それは確かなので、新撰組入門の方は、やはり『燃えよ剣』からかなあ。諸々、余談ばかりでしたが、新撰組特集も是非、ご覧くださいませ。
今週のメルマガです。メインテーマは、ジュリーアンドリュースの『マンディ』の復刊のお知らせから。詳しくはこちら。そして、ラピュータさんから発行される新刊『機甲天使ガブリエル』をメインに、SFイラストレーションの作品世界を紹介します。さて『機甲天使ガブリエル』、この作品、画集・イラスト系のファンの皆さんだけに告知させていただいたら、あっという間に50冊も売れてしまった本で、今回はメインメルマガでの堂々のご紹介となります。あの「スタジオぬえ」が25年前に「実写版パワードスーツ」の映像化作品として企画していたものでありながら、制作断念されてしまったものです。この作品の膨大な設定画をもとに、加藤直之氏の描き下ろしイラストレーションで書籍化されたのが本書です。メルマガでは、加藤直之氏を始めとして、居並ぶ日本SFイラスト陣の作品で入手可能なものを一緒にご紹介したいと思っています。カジュアルでライトなイラストが幅を利かせつつありますが、重厚長大でロマンに溢れたSF画もまた健在であるというところに是非、瞠目ください。それと、ノーベル文学賞を受賞したル・クレジオ作品にPVが集まってきておりますので、ご紹介。今回を契機にして、各社、重版を進められるかどうか。ノーベル文学賞をとられる作家の作品であっても、絶版・品切となるのが現状ではありまして、こうしたところに集まった声に是非、ご注目ください。そして、河出書房新社さんの出版物から、ついに、あの池澤夏樹さんの個人編集による世界文学全集という、いい意味で偏った全集を復刊ドットコムでもご紹介です。更に、没後10年の須賀敦子さんもございます。これも感慨深いところですね。今週も盛りだくさんでお届けするメルマガです。じっくりと味のあるセレクトで、本の紹介をお送りしますので、興味のある方は、是非、覗いていただければ幸いです。
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2008年10月12日 (日)

ディレクターの、ともおです。
メルマガの振り返りと予定です。今度の月曜日がお休みなのでタイトな進行です。その他もろもろの業務都合もあるので、果たして、火曜中にFIXして送信できるのか、などと考えているところでもあります。まあ、今までなんとかなってきたので、なんとかなるでしょう。先週のメルマガでは、注目のリクエストとして紹介した『ガマ王子対ザリガニ魔人』の反響が大きく、20数票だったものが既に100票を超える状況となりました。SNS等でも話題になっておりますが、この本を入手したいができない、という悲痛な声が多数上がっています。オークションや古書の販売価格が、かなり高額になっており、重版を望む声が多いのですが、特殊な造りでもあることから出版社様でも重版未定であるのが現状のようです。復刊ドットコムでも多くの要望が寄せられており、皆さんのコメントは、現状分析も含めて、後日、発行元出版社様にお送りします。30~40代の女性が中心にリクエストが集まっていますが、きっとお子さんたちが欲しがっているのでしょうね。実際、数千部からの部数でなければ重版できないものかも知れませんし、高額本であるがゆえに、リスクは相当大きいのではないかと考えられます。復刊ドットコムとしても、皆さんのお役に立てるよう努力をして参りたいと思っております。それにしても、稀少本を融通しあう友好な関係ではなく、高額な転売で利を稼ぐための買占めが横行するようになるのは、由々しい問題ですね。需要と供給のバランスが崩れている商品が直ぐに見つけ出せるようになってしまったネット時代の功罪でもあるのかも知れません。それと、先週は、懐かしのアニメの原作特集が好評でした。お蔵だしの『魔女っ子メグちゃん』も完売いたしました。どうもありがとうございます。
さて、10月15日のメルマガは、目玉が、みなもと太郎さんの『風雲児外伝16』の販売のお知らせです。一般書店で販売されている『風雲児たち』ではなく、毎年、コミケで新作が発表されている同人誌作品である、外伝の方を復刊ドットコムでは取り扱いさせていただいております。今回は、幕末篇、しかも「冗談新撰組」の「油小路の決闘」なのですよ。みなもと先生の「冗談新撰組」は、大河ドラマ『新撰組!』の脚本を書かれた三谷幸喜氏も影響を受けていると公言されている、ちょっとしたレジェンドなのです。復刊ドットコムでの扱いが遅れまして、お待たせしましたとお詫びも申し上げつつ、みなもと太郎作品特集で参りますので、何卒、ご期待ください。イチオシ特集は『榎田尤利』&『木原音瀬』というBL上級生に人気のお二人をご案内。BL界は、現在、もっとも活性化していて生々流転が激しい世界なので、復刊ドットコムにも広く浅く票が集まっているのですが、著者特集としてはともかく、BL特集としては不完全な状態で、なんとかせねばと思っているところです。「耽美・同性愛」の方が、まだ充実しているあたりが復刊ドットコムの甲羅を経ているところです。それと、時事ネタ。ノーベル賞がらみで、物理と化学関連のものをご紹介。『八百長 相撲協会一刀両断』というリクエストにも注目が集まっているのも時事的ですね。そんなこんなで、参ります。なんとか、間に合いますように。
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2008年10月 6日 (月)

ディレクターの、ともおです。
メルマガ予告を今週も月曜にしてしまいました。社内の体制が諸々変わっているところで、また組み直しをしながら走っている感じです。先週のメルマガで紹介した商品では、原書房さんの『艦砲射撃の歴史』が人気でした。もともと復刊リクエストを59票集めていたものの復刊です。出版社さんからいただいた内容によると『日本海軍において赫々たる功績を挙げた海軍軍人である著者が書く、大砲射撃における人智と兵器の発達史。射撃方式の大革新、遠距離砲・戦術の考案、偏弾射撃法などの全容を網羅した唯一の書』とのことです。戦争に使われる破壊兵器を礼賛する気はないのですが、メカニックの発達史としては、個人的にも興味を惹かれるところがあります。以前に「アームストロング砲」という歴史小説を読んだ記憶がありましたが、武器だけでなく、築城の技術者の出てくる歴史小説なども興味深く、戦争が発達させたものと、その裏で技術を支えてきた人々の矜持には関心を持ってしまいますね。
さて、今週のメルマガは、先日もお知らせしましたが、8年間に渡る復刊ドットコムを支え続けてきたIプロデューサーから、今般の異動に伴い、最期のご挨拶がございます。このサイトを立ち上げ、ここまで成長させてきたのもIプロデューサーの手腕です。残された我々スタッフとしては、この後のサイト運営をどのように行っていくべきか、大いに戸惑っているところなのですが、Iプロデューサーの志を引き継いでいきたいと思っております。続いて、注目のリクエスト。これがPV(閲覧数)はぶっちぎりの週間トップで、今年の9月23日に登録されたばかりの現在22票。そもそも刊行されたのが、今年の8月という本なのです。つまり、絶版ではないのですが、品切状態で、出版社さんに確認したところ重版未定となっている作品に、もうリクエストが集まっているのです。古書価格は既に2万円を超えています。これは何かと申しますと、ただ今、絶賛公開中の映画『パコと魔法の絵本』の中で用いられてる作品、『ガマ王子対ザリガニ魔人』なのです。1日しか記憶が残せない女の子パコのために、大人たちが彼女の愛読書のお芝居を演じるという話の、その愛読書がこの作品。予告篇だけ映画館で見ましたが、CGを駆使した極彩色の異色の映画のようですね。ところで『ガマ王子対ザリガニ魔人』というタイトルで思い出したのが、エイモス・チュツオーラの『甲羅男にカブト虫女』です。「サンダ対ガイラ」とか「ゴジラ対ヘドラ」とか怪獣モノのイメージではなく、この作品が想起されたのは、やはり甲殻類のイメージが共通するところでしょうか。一時期話題になったマジックリアリズム作品ですね。一応、文学、として語られるチェツオーラですが、単純に面白いので未読の方にはお薦めです。余談でした。それと、アニメ化作品の原作本特集。今、メルマガを書いている富乃に「キャプテン・フューチャーってアニメ化されていたんですか?」と聞かれ、NHKで「未来少年コナン」が最初に放送された時の後番組で、などという説明をしておりました。しかしながら、二十五年以上前の話ですね。近々に再放送もされた記憶がないので、二十代の富乃には遠い話です。しかし、あの頃、エドモンド・ハミルトン作品をアニメ化したのは英断だったなあ。NHKアニメは、その後に「ニルスの不思議な旅」という児童文学大国スウェーデンを代表する作品がくるわけで、このふり幅の広さには、今さらながら感心するというか、そうした作品に自分が情緒的に養われて、色々なことに興味を広げてもらえたのだなという気もしてます。そして、岩波の児童文学復刊ラッシュで、なんと、こちらはヴァジニア・ハミルトンが三作品も出ます。児童文学ファンの方は良くご存知のところですが、焦がされ続ける少年少女の内面と葛藤、そして救い。人種問題も含めたアメリカの子どもたちの内的世界を描く重厚な作品群が、こうしてちゃんと甦って、また多くの方たちの手に渡るのは嬉しいところです。他にも盛りだくさんでお送りする、今回のメルマガ。是非、ご覧ください。
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2008年9月29日 (月)

ディレクターのともおです。
南の方に行っていた休暇から戻ってきて、再び、仕事に邁進せねばと思っているところです。久しぶりに長いお休みをもらって休んだ、という実感です。価値観がちょっと変わりますね。そうしたものが、また仕事にプラスで生かされれば良いのですが。てなことで、先週の9月24日のメルマガの反響はどうだったのか、現場にいないとわからないことはわからなかったり、今週(もう10月になってしまうのですね)のメルマガがどうなるのか、もろもろ追いつけておりません。旅先から富乃と携帯メールでやりとりをしていて、多少、方向性やら内容やらの決めごとはしていましたが、やっぱり、こればっかりは職場にいないと難しいと思う部分もあります。先週の紹介商品では、復刊した『マッキンダーの地政学』が好評でした。伝説の名著『デモクラシーの理想と現実』の改題新装版(内容はそのまま)です。『デモクラシー~』は古書価をずっと見ていますが、大分、落ちてきましたね。最近は、ネット上で「プレミアのついた本」を確認し、市場で安く見つけてきて、古書店やオークションで高く売り利ざやを稼ぐ、「ネットせどり」の方たちも多くおられるようで、復刊ドットコムでの人気を確認されることもあるよう。こうしたところに、本職の古物商ではない、目利きの方たちが参入されてくるのも情報化時代の新しい書籍流通のかたちです。情報に敏くないと、売り逃し、買い逃しもあるであろうスピードの速い世界ですね。古書価が高い本ほど、復刊された本は部数が伸び、古書価は急落します。概して復刊本は部数も少ないため、新版となると高額にならざるを得ないのですが、それでもプレミア付きの古書よりは入手しやすい。逆に言えば、「高額でもニーズがある状態」がキープされているプレミア付きの本ならば、復刊の可能性が高い、ということになります。実際、数百部程度の需要しかない本が多い一方、印刷費の現況を考えると数千部単位でないと採算があわないのが「紙の出版」事業です。こうしたせめぎ合いの中、本の価格が決まり市場で取引されるのですが、どんな「多数派ではない嗜好」にも安価で本が提供される世界は全ての書誌の電子化が行われないかぎりは難しいですね(コンテンツデータの価格付けという観点でもまた険しそうですね)。余談ばかりですいません。
今週のメルマガは、広井てつおさんの『W1ララバイ』の復刊をお知らせします。今年の8月28日に、まだ57歳の若さで夭逝された広井先生には、バイク漫画と先生の作風を愛する多くのファンの方たちがいて、117票を集めた投票コメントにも、そうした気持ちが漲っています。少年画報社さんより『バイクフリークの間では復刊を強く望まれていた著者の代表作をメモリアルコミックとして刊行』として、今回のご逝去を受けての復刊となりました。慎んでご冥福をお祈りしながら、この作品の復刊を多くの方たちにお伝えできればと思っています。そして、手塚治虫さんの『手塚治虫・あかしや書房傑作選シリーズ』のご紹介。あかしや書房から昭和三十年代に発行されていた作品の復刻版ですね。オークション等では高額で取引されている貸本時代の稀少な本がシリーズで復刻され、全巻集めると、他社の全集にも入っていない「復刻特別稀少単行本」を全員プレゼント、という企画もございます。これがポプラ社さんからの刊行というのが、意外な感じですね。このところ『花とあらくれ』や『おもしろブックス版 ライオンブックス』など、小学館クリエイティブさんから刊行された手塚治虫さんの復刻を紹介しておりますが、全集版に入っている作品でも、ファンの方からは、描き直しのない原典を入手したいという希望も多く、こうした「復刻版」に対する要望が強いのですね。僕も後に色々な発行形態での「火の鳥」の単行本を読んでいるのですが、子どもの時に最初に読んだ、あの朝日ソノラマさんのA4判の感触は忘れがたいものがあります。後に編まれた全集等で読んで、え、こんな場面あったっけ、とか、あの場面がなくなっている、ということも、ままあることではあって、作者の思惑はともかく、読者にとっては自分が読んだオリジナルこそが、本当に読みたいバージョンということもあるんですね。復刊、ならぬ、復刻には、そうした思い入れもあるのです。更に先週、『マッキンダーの地政学』が好評だった原書房さんの特集で、新たに復刊本二冊のご紹介もあります。どうぞ、今週のメルマガも宜しくお願いいたします。
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2008年9月20日 (土)

ディレクターの、ともおです。
メルマガ金曜日です。一日少ないと、一週間も早いですね。来週のメルマガを考える金曜日。9月17日号は、フラメンコに関する幻の名作、二作の刊行の報をお届けしました。思いのほか販売に結びつき、実は、フラメンコの中でも、かなりコアな本であったため、意外に思っているというのがスタッフの感想です(売れるとビックリするというこの体質がいけないのですが)。日本はスペインにつぐフラメンコ人口を誇る国だと言われるそうですが、一般に広がったものではなく、より深いフラメンコの真髄というものが存在します。本書の著者であるドン・E・ポーレン氏は、商業的なフラメンコではない、伝統的なフラメンコにこだわる、真のフラメンコの伝道者であるとのことです。とくに『ひとつの生き方』の中で彼が紹介している伝説のギタリスト、ディエゴ・ガストールなど、ほとんど神様的な存在だとのこと。というのは、フラメンコの心酔する編集担当の受け売りですが、こうした映像を見ると、自分も詳しくないなりに気持ちを惹きつけられるものがありましたよ。マニアックで小さなニーズにも、色々とお応えしている復刊ドットコムの真骨頂でお届けしております。あとは松涛と表参道で開催されておりました、それぞれの展覧会の図録のご紹介。これも、一般的な流通から離れたもので、企画として面白かったですね。復刊ドットコムならでは、にこだわった商品紹介ができれば良いなと思っている昨今です。
さて、今度の9月24日のメルマガの内容紹介です。悩んでいたのですが、光文社さんの「古典新訳文庫」を一挙にご紹介して、復刊ドットコムでも販売を開始することといたします。このところの「復刊ブーム」ではかならず話題となる選集であり、とくに『カラマーゾフの兄弟』が、全巻累計で100万部を突破したということでもニュースになっていました。取り扱いのタイミングを考えていたのですが、創刊2周年ということでラインナップも揃ってきたところで一気にご紹介となりました。現在まで七十冊近い本が刊行されていますが、「古典」とはいうものの、本邦初訳の本もあり、わりと「意外」な本も入っているなというのが、個人的感想です。スタンダードな名作文学もひととおり揃っている感じですが、それこそクラークのSF作品である『幼年期の終わり』や、所謂、児童文学枠の作品も入っています(キプリングを金原瑞人さん+三辺律子さん訳でというのは、児童文学ファンとしては見逃せないところ)。以前に読んだことがある人も、これから読む人も、セレクトされた文学全集として面白いのではないでしょうか。ムージルの『寄宿生テルレスの混乱』が気になります。ムージルについては(以前は、ムジールって言ってましたよね)、学生の頃に西洋小説史で習って、いつか『特性のない男』を読もうと思いつつ忘れていた文学史上に刻まれた名前です。読んでないままの作家って結構いるんですね。そして、このラインナップの中に、正直に言うと、かつて途中で投げ出した本もあるんです。読みやすい「新訳」で再挑戦すべきか、と思っているところです。ともかく話題の「古典新訳文庫」を、是非、この機会に手にとっていただければ幸いです。そして、地政学の祖、マッキンダーの『デモクラシーの理想と現実』が、原書房さんから新装版で『マッキンダーの地政学』として復刊されたご案内をいたします。復刊ドットコムでも119票のリクエストを集めている待望の名著の復刊です。日本でこの本が原書房さんから、最初に刊行されたのは1985年。原書は1919年の発行。革命以降の共産主義体制下でのロシアの官僚独裁や、ドイツ軍国主義の台頭を懸念した本書は、二次大戦中にアメリカの戦略家たちに大きく注目されたと言います。地理学者であり、政治家であったマッキンダーは、地政学の先達者として評価されている人物。「自然の要因」を踏まえた上で「戦略」をいかに練るべきか、デモクラシーの世界の平和を守るための実践的な計画としての「地政学」がある。明日のブログで共産主義の方の名著復刊の紹介をする予定だったのですが、こうした、それぞれの思想史の流れの中にある重要な本たちがまた現代に復刊される意味を考えることも大切かと思っています。世の中の潮流は「復古」を求めているのか、それとも「温故知新」ということなのか。積み上げられた知の蓄積が我々にはあり、それが本の形で遺されているものの、多くのものは日々、失われていってしまいます。つなぎとめるべき価値のあるものを、つなぎとめるために、是非、復刊ドットコムに一票を投じていただければ幸いです。
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2008年9月13日 (土)

ディレクターの、ともおです。
金曜日、メルマガライティングの富乃がお休みで、月曜日も祝日の関係で、ちょっとハードな日程で作成が進んでおります9月17日号のメルマガです。なるべく旬な情報をお届けしたいので、ギリギリまで情報を待っているところもあって、作り溜めできないのが、厳しいところ。まずは、前回号の振り返りですが、『MOTHER2』の復刊、というか重版の決定のご一報をお届けしました。当初、500冊の予約が集まったら、という形で進行していたのですが、300冊を超えてからのペースがとても速いので、先に決定を出してしまいました。というのは、通常、仮予約規定数ラインより製作数の方が上になるケースが多いのですが(規定数1000冊で、1500冊製作とか)、今回の場合、500冊キッカリしか作れないのです。つまり、予約完了=以降品切れという状態になる本だったのです。ということで、現在の残在庫100冊ちょっとは、このところのペースだと、この後、4~5日で品切れになります。こうした復刊企画が再度、成立しなければ、当面、手に入らない本となりますので、決まってから買う派の方にも多少配慮した形になります。その他、 『MOTER』関連本も復刊ドットコムでなければ手に入らないものが多数ありますので、どうぞ特集をご覧になってください。ところで、『MOTER』と言えば、糸井重里さんですね。『MOTER』というゲーム自体に僕は触れることはなかったのですが、糸井さんは、僕らの世代にとって、というか、元ハウサー(死語)とか、えーと、ちょっと恥ずかしい時代を生きたモノにとっては、やはり特別な存在です。このラインナップを見ていると、やはり切なくなるものがありますね。
さて、次回、9月17日のメルマガのご案内です。話題のリクエストということで、先週、NHKの「新日曜美術館」でも紹介された絵本作家、大道あやさんの「ねこのごんごん」のご紹介をします。渋谷の松涛美術館での、大道あやさんの展覧会もあとわずか、ということで、復刊ドットコムではこの展覧会の図録を特別に販売させてもらっておりますので、そちらも合わせてご紹介します。展覧会の図録、といえば、もう一つ、細江英公さんの現在、開催中の個展『Eikoh Hosoe 細江英公人間写真展 「抱擁」と「薔薇刑」』の図録『細江英公 展覧会のための写真集「抱擁」と「薔薇刑」』をご紹介します。こちらは、表参道のギャラリーなので、地理的には近い場所でやっている二つの展覧会の図録の紹介となります。そういえば、今回のメルマガで紹介するわけではありませんが、復刊ドットコムでも大人気の山本タカトさんの展覧会も、四会場で趣向を変えて行われるようです。ネットは全国区なので申し訳ないのですが、東京に暮らしているとこうしたものに触れられる機会は多く、やはり恵まれている感はありますね。そして、フラメンコファンに吉報、ということで、仮予約銘柄であった『フラメンコの芸術』『ひとつの生きかた』の発売決定をお知らせします。当初予定よりも、価格を下げてのご提供となりました。こちらは規定数より多少、余裕をもって製作しておりますので、在庫があります。どうぞ、お早めに。そして、出版社さんのパワープッシュは、東京創元社さんと、創元社さんの作品をご案内。東京創元社さんは、創元社さんから分かれて出来た会社ですが、ミステリー、SF、児童文学のジャンルで魅力的な作品を刊行し続ける、老舗の出版社さんとなっています。このたびの復刊フェアでは、バラードやハインラインの名作を復刊。復刊リクエストも集まっていた、クトゥルフ神話作家の一人としても知られるC・A・スミスの『イルーニュの巨人』にも人気が集まっています。一方、創元社さんの作品の紹介は『戦闘技術の歴史』『世界の古代遺跡』『世界の大宮殿』など、ロマン溢れる歴史書をご案内します。中でも『地図と絵画で読む 聖書大百科 Biblicaビブリカ』は、注目の本です。死海文書の解読が可能になったなどのニュースもあって、聖書の原典に注目が集まる昨今ですが、聖書の壮大な世界をビジュアルをふんだんに用いた「新しい洞察と深い理解に満ちた画期的な“1冊”」だそう。是非、ご覧ください。東京創元社が出来たのはもう50年以上前のことなのですね、それぞれに進化を続けて、現在の姿があり、双方が第一線の出版社さんとして活躍されています。さて東京創元社さんといえば、『ダーコーヴァ年代記』が海外文芸のリクエストトップを独走中なのですが、あれは、未開の惑星に不時着した地球人移民たちの末裔が、独自の文化を築き、すっかり自分たちが地球人だったことも忘れ去られた二千年後に、再び、地球文明と再会するというお話でした。両社の歴史を拝見していて、ふいにそんな相似形を思い出しておりました。
■ということで、大慌てで作っているメルマガ、是非、ご登録ください。
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2008年9月 7日 (日)

ディレクターの、ともおです。
まだ、えいやっと気持を奮い立たせなくてはならない感じがあるのですが、まあ、がんばります。まずは、先週のメルマガの振り返りです。9/3(水)のメルマガでいくつか表記上のミスがありました。すみません。チェックミスです。「イースト・プレス」さんを「イートス・プレス」と書いてしまったのみならず、同社の『幻の性資料』シリーズのリンクを『性の心理』に貼っておりました(性しか合っていない)。あらためて、別の機会に、イースト・プレスさんの『幻の性資料』の告知をメルマガで行いたいと思います。誤った情報をお伝えしまして、誠に申し訳ございませんでした。昨日、プレスリリースを掲載した『雪の下の炎』の予約も開始させていただきました。復刊の詳しい経緯についてはこちらをご覧ください。たくさんの方たちの想いが集まって結実した復刊です。もしこの問題に、多少でも興味をお持ちの方がいらっしゃったら、是非、手にとっていただきたい一冊です。忍者VS仙人は、忍者に軍配が上がりました。『萬川集海』他、忍者関係の書物を紹介させていただきましたが、このところの忍者人気は、高齢の男性ではなく、実は若い女性の皆さんが支えているのですね。『忍たま乱太郎』の人気が著しく、その影響で忍者に興味を持つ方たちが多いらしいとも聞いています。調査して、掘り下げてみないとわからないことは多いものですが、先入観やイメージに捉われないことが、真相に至る近道かも知れませんね。
さて、次回のメルマガの予告です。中心となる案件については、まだ検討中で、ゴーできるかどうかわからないところもあるので保留。その他の案件として、まずは、これまで復刊ドットコムで企画してきたブッキングの小規模オンデマンド復刊の本を、常時、購入できるようにしたことのお知らせです。「オンデマンド」という言葉を復刊ドットコムでは良く使います。これはプリント・オン・デマンドの略称です。「需要に応じて印刷する」ということです。一般に流通している出版物は、活版時代を経て現在はオフセット印刷が主流です。これには印刷用の版の製作が必要となり、最低でも一回に数千冊単位の部数で刷らないと1冊あたりのコストが跳ね上がってしまいます。一方、オンデマンドは、比較的割高ですが1冊から製作することができます。700冊前後を境として、1冊単位で見れば、オンデマンドの方が単価を抑えられるので、100冊~300冊程度の小規模復刊にはこちらを用いてきました。とはいえ、これも百単位で作ってなんとか原価を下げている状況で、ニーズが集約されるまで、往々に品切れを起こしてきました。今回、ブッキングがお世話になっている印刷会社のオーピーエスさんのご厚意で、更に小規模のオンデマンドを提供していただき、欲しい時にすぐ買える状態を実現しました。『キノコキノコ』『ピコラピコラ』『オヨネコぶ~にゃん』など、復刻コミックセットを常時入手できるようになったことをお知らせをいたします(まずは予約となりますが、10月以降、常時在庫できるはずです)。オンデマンドは小リスクで復刊を実現できる方法ですので、是非、復刊をご検討中の出版社様、著者の皆様は復刊ドットコムにお声がけいただければ、お手伝いできるかと思っております。最新のスキャニング技術と組み合わせれば、原本が一冊あれば「一冊からの復刻」が実現します。すいません。宣伝めいてしまいましたが、もっと多くの本の復刊を実現するために、復刊ドットコムとしても、この方法の斡旋と普及を行いたいと思っています。脱線しました。今回、創刊15周年を迎えた「平凡社ライブラリー」の記念復刊本をまとめて紹介いたします。15周年にかけてということなのか、15冊が今回復刊されますので、ご希望の本がないかどうかご確認くださいね。また、このところフェアが続いている早川書房さんが、昨年亡くなったカート・ヴォネガット(ジュニア)の新刊『追憶のハルマゲドン』を刊行されるのを機に、品切になっていた作品が一気に重版されましたので、そのご紹介。ヴォネガット特集です。メルマガ等で復刊リクエストのある復刊本を紹介する際に投票者の方のコメントを引用させていただいております。前回のフェアでヴォネガット作品を紹介した際に使用したコメントは、メルマガ担当の冨乃が無作為に選んだものでしたが、実はブッキング営業担当のkyoが書いていたものでした(本人が後ほど自己申告)。うちのような本関連の会社でも、隣の席の誰かがどんな作家を好きかなんて詳しくは知らないもので、へえー、とか思ったものです。意外な人が投じている意外な一票が集まって大きな力となる。復刊ドットコムはそんな感じで成り立っております。いろいろな趣味の断片を、寄せてもらえれば幸いです。
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2008年8月30日 (土)

ディレクターの、ともおです。
金曜日です。メルマガ製作をやっています。昨晩の豪雨は、大変な被害が出た模様ですが、皆さんの地域ではいかがだったでしょうか。こちらは幸い通勤電車に多少の影響が出たくらいで、難を逃れることができました。とはいえ、いつどんな災禍に遭うかどうかわからないものということを、ニュースを見ながら実感しているところです。被災者の皆さんのご本復をお祈りしております。さて、復刊ドットコムのメルマガ、8月最終号は、このたび復刊が決まった『カメラ修理のABC』の予約開始をご案内させていただきました。カメラ関連の復刊投票では高得票を集めていた著名な本で、「クラシックカメラから現代カメラまで、原理を知って自分で直す」という、このジャンルでの類書もないため、ファンの皆さんから、早速、沢山のご予約をいただきました。ありがとうございます。デジタルカメラ全盛の現在とはいえ、旧来のカメラを好まれる方たちがいて、壊れたカメラを再び修理して甦らせたいという皆さんには心強い味方となる一冊が再登場しようとしています。旧版を更にパワーアップしておりますので(沢山の加筆があります)、お持ちの方も是非、読み比べていただければ幸いです。ただ今、編集部が、著者の中一訓先生と一緒に、鋭意、製作を行っておりますので、商品到着まで今しばらくお待ちください。
さて、次回のメルマガは、9/3(水)号は、またまた復刊決定した書籍のお知らせができる予定となっております。時事的な話題の本の復刊でもあるので、プレスリリースとタイミングを合わせてお送りしますので、またここではタイトルを伏せておきます。しかし、非常に興味深い内容の本ではあるので、その存在を知らなかった方も、内容をお知りになったら、読みたいと思われるんではないのかと期待しております。その復刊発表が大きい案件のため、メルマガの件名となりますが、そうじゃなければ『忍者VS仙人』というタイトルでいきたいと思っておりました。「忍者」は、先日、このブログでもお伝えしましたが、『万川集海』他、忍術秘術書のご案内が中心。『忍者』特集他にリクエストをくださっている皆さんには先んじてご案内しましたが、あの八万円を超える高額の原書復刻版を既に何件か購入くださった方たちもいて、その人気の高さが伺えるところです。その他、忍者関係の商品やリクエスト等もご紹介します。衰えぬ忍者人気の火に、更に油を注ぐ企画を投入するのです。一方、「仙人」は、国書刊行会さんの『仙人の世界』『日本の仙人』のご案内。「仙人の世界を発祥から説き起こし、仙人とは何か、修行と神通力、 仙薬・神薬・霊薬、日本の仙草までを詳論」というもの。鬼や天狗の研究で知られる著者、千切光歳さんの世界は、かなり興味深いですね。これは『天狗の研究』という本を二分冊した内容なのだそうです。ちょっと脱線しますが、僕は児童文学のファンで、児童書の世界は、特にこまかく注視しているのですが、「天狗」を扱った作品が、頻繁に出版されています。近年だと、佐藤さとるさんの『本朝奇談天狗童子』
や、たかしよいちさんの『天狗』
なども良かったな。何故、そんなにまで「天狗」なのか。少女コミックですが『町でうわさの天狗の子』
もタイトルだけで気になっています。マイ天狗ブームはしばらく続くようです。そして、話題のリクエストのピックアップは、票数はまだまだですが、PV(閲覧数)が突出している『さち子と白いきつね』をご紹介します。ポプラ社さんから刊行されていた堤亮二さんの児童文学作品です。画像がないのでわからないのですが、狩野富貴子さんが絵を描かれているというので、美しいイメージが想像される本ですね。「天狗」以上に「きつね」は、児童文学の世界では頻出します。以前に趣味で「きつね」ものアンケートをとってみたことがあったのですが、まだまだかなり未知の良作はありそうです。そんな皆さんからのリクエストも相変わらずお待ちしております、復刊ドットコムです。ああ、8月も終わりですね。「24時間テレビ」の頃になると、夏休みの宿題のことがやんわりと気になってくるものでしたが(遅すぎます)、今年はオリンピックのためか放送が遅いんですね。夏休みの感想文用の本探しは、是非、復刊ドットコムで。では、またまた。
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2008年8月23日 (土)

ディレクターの、ともおです。
メルマガ製作準備中です。前号は、やはり早川書房さんの特集の反響が大きかったです。復刊リクエストを集めていた復刊本でのだんとつ人気は、フレデリック・ブラウンの『天の光はすべて星』でした。実は、僕はフレデリック・ブラウンは未読だったので、是非、読んでみたいと思っていました(『火星人ゴーホーム』も『天使と宇宙船』も評判が良いので、何から読もうか迷うところです)。早川書房さんの『SFハンドブック』を座右の書にしており、ことあるごとに参照しています。この本から教えてもらった作品で、随分と楽しい読書時間を持つことができました。SFはトリップできますね。ときどきSFを読みたくなる時期があって、またこの本を首っ引きで探すのですが、いやSF世界は、とても広い大海で、片っ端からというわけにもいかず、復刊ドットコムでの人気を目安に本を探すことも多いのです。優れた名作であっても、品切・重版未定になっていることは多いもので、そうした意味では、復刊ドットコムを皆さんの本探しの指針にしていただけると嬉しいなと思います。復刊リクエストはなかったものの、『時計じかけのオレンジ(完全版)』も人気が高かったですね。キューブリック監督の映画の原作としても有名な作品ですが、最初にアメリカで発行された版は、作家の意思に反して最終章が削除されてしまっていたらしく、これまで日本で刊行されていた文庫本もその版の翻訳でした。今回、最終章を加えた形での文庫版の刊行ということで注目が集まっています。僕は中学生の時にあの映画を見て、あまりの内容に相当なショックを覚え(今だったらR16指定とかなのではないのかなあ)、すかさず原作も手にとった記憶があります。最終章がつくとかなり印象が変わるというのですが、どうなのでしょうね。早川書房さんの復刊フェアがなかなか好評なところですが、東京創元社さんのミステリー系の復刊の報も入ってきておりますので、これもまた紹介をしていきたいと思っております。
さて、来週のメルマガは、300票を越えるリクエストを集めていた本の復刊のお知らせ&予約開始をお伝えできるのではないかと思っております。現在はない出版社さんなので、ブッキングからの復刊になりますが、編集部が鋭意製作中です。9月にはお届けできる予定も立っています。ということで、是非、ご期待ください、って、なんの本なんだ一体、という感じですが、進行上、発表がもうちょっと後日になるので、いましばらくお待ちください。そして、日本児童文学ファンタジーの金字塔『光車よ、まわれ!』がジャイブさんから文庫化されたことを記念しまして、天沢退二郎特集をお送りします。『光車よ、まわれ!』については、詳しくはこちらをご覧ください。ファンサイトなどでも今回の新装文庫化については、賛否両論のようですが、まずは現物を手にしてから、何度も甦る名作『光車よ、まわれ!』の時代に負けない真価を感じとっていただければと思います。それから、童心社さんの絵本「若い人の絵本」シリーズのご紹介です。このシリーズ、半数以上が、いわさきちひろさんの絵によるものです。現在人気の絵本画家である酒井駒子さんにも影響を与えたであろう、淡い色彩とデリケートなタッチで子どもたちを描き、昭和を彩った、いわさきちひろさん。宮沢賢治、小川未明、樋口一葉などの名文と美しい絵のハーモニーを是非、ご堪能ください。中でも小川未明の『赤い蝋燭と人魚』は、ちひろ絶筆の本とのことです。ちなみに、ちひろ美術館では10月から原画展も行われる模様です。大学生の時だったか、デパートの催事で、いわさきちひろ展を見て、何がツボだったかわからないのだけれど、途中で涙がとまらなくなってしまい困ったことがあります。未だに理由不明です。更に、今回、このシリーズの、小川未明童話に茂田井武さんの絵による『野ばら』が復刊されます。もとは1954年に新潮社から刊行された本を、童心社さんが復活させ、その後、また絶版状態になっていた本です。山本夏彦さんが、親しかったという茂田井武さんについて触れられている解説がついておりますので、山本夏彦さんのファンの方にも是非、おすすめしたいところです。ということで、こんな感じでお送りする予定の8月最後のメルマガ。ようやく涼しくなってきて、やっと一息つけるかな、という感じです。そろそろ、本を読むにも良い季節になります。復刊ドットコムのメルマガ【復刊info】でユニークな本の情報をゲットしてください。登録は以下から。是非、ご覧になっていただければ幸いです。
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2008年8月16日 (土)

ディレクターの、ともおです。
お盆ですが、ずっと仕事で会社でした。電車はわりと空いていて良かったかな。運送会社さんや倉庫がお休みになってしまうので、出荷はできなかったのですが、復刊ドットコムのサイト自体は年中無休なのです。たまにメンテナンスで止まることはあるものの、基本的に開きっぱなしです。以前に別のオンライン書店で仕事をしていましたが、その時は、二年連続で元旦出勤になりました。いや、情熱が続くうちは仕事ができるんでけれども、だんだん精神力がついていかなくなりますね。平均余命三年ぐらいの仕事というのもままあるものだと思います。ネット系の仕事の担当になって通算八年ぐらいになります。いや、休日返上しているぐらいの忙しさがあるうちが華かな。さて、8月13日(水)にもメルマガを発行していたのですが、果たして、皆さん、この時期に、ネットなどご覧になっているのだろうか、と思いきや、わりと好反応をいただきました。特に、この一週間強、トップ掲示で押してきた、『あなたの子どもを加害者にしないために』の予約は、当初300冊初回発行の予定を倍増させなければならないほどの盛況ぶりです。6月の秋葉原の通り魔事件の反響から、「酒鬼薔薇」事件を取りあつかい、また親の育て方が与える子どもへの精神的影響を解いた本書には多くの関心が寄せられていました。復刊が決まってからは、復刊リクエスト数をはるかに超える数の予約が寄せられています。この問題に関心がある方は是非、ご予約ください。弊社にも一名、ちょうど「酒鬼薔薇」世代の青年がおります。あの時、十四歳だった、同い年の少年たちも今や社会人となって働いているのですね。そして、秋葉原事件の犯人もまた。偶然といえば偶然ですが、現代という時代が、彼らの世代に何を与えてしまったのか、これは考えるべきテーマですね。
さて、次回、8月20日(水)のメルマガも盛り沢山の内容でお送りします。なんといっても待望の「復刊」が目白押しなのは、リクエストをされていた皆さんにとっても嬉しいところでしょう。まずは藤子F不二雄さんの『T・Pぼん』。716票ものリクエストを集めていた未収録話を含んだスペシャル版の刊行のご案内。そして、ハヤカワ書房さんの秋のフェア『ハヤカワ文庫の100冊』から、よりぬきで復刊本のご案内をいたします。復刊ドットコムユーザーにはお待ちかねの復刊本が揃っていますよ。ウィリアム・ギブスン&ブルース・スターリングの『ディファレンス・エンジン』(132票)、フレドリック・ブラウンの『天の光はすべて星』(186票)、スタニスワフ・レムの『宇宙飛行士ピルクス物語』(56票)、タニス・リーの平たい地球シリーズ(145票)の『闇の公子』(31票)など、高リクエストのSFは、まだほんの一部。新潮社さんから出ていた『シャドー81』(3票)も、今回、早川書房さんから復刊になります。また、復刊リクエストはありませんでしたが、あのキューブリック監督作品としても知られている『時計じかけのオレンジ』が完全版となって再刊されるのもニュースですね(あの幻の最終章がつくのです)。ということで、驚きのラインナップになっていますので、メルマガでは皆さんの熱いリクエストコメントともに紹介したいと思っています。それから、岩波書店さんから数学書の復刊がありますので、これもご紹介。復刊ドットコムには「数学」ジャンルに興味のある方が多いんです。それから、光村図書出版さんから、『光村ライブラリー』のご案内。光村図書さんといえば、国語の教科書の出版社さんでもありますが、小学校、中学校の国語の教科書というのは、なかなか素敵なアンソロジーでもあるんですよね。その中で人気の高い作品を集めて本にした選集をご紹介します。復刊ドットコムの名物掲示板『あの本のタイトルが知りたい』にも教科書で読んだ本をさがしています、という質問が良く寄せられています。これとかこれとかこれとか。子どもの頃って、教科書作品のタイトルとか作家名とかあまり気にしないものですものね。僕は小学四年生の時に教科書に載っていてインパクトを受けた作品を、大人になって好きになった作家さんの全集で見つけて驚いたことがあります。感受性って、子どもの頃から確実に反応しているものなんですね。そして最後に、文遊社さんの『鈴木いづみコレクション』『鈴木いづみセカンドコレクション』他のご案内。「鈴木いづみ」さんのファンが多い、なんていうのも、いかにも復刊ドットコム的です。しかしメルマガライティング担当の若い冨乃からは「鈴木いづみ」とは何か、という難しい質問が寄せられました。いや「鈴木いづみとは何か」というのは「昭和とは何か」みたいな命題の小スケールです。そのわりに「小指を切った人ですね」などという知識はあるのが不思議です。各世代のマニアック文化がクロスオーバーする復刊ドットコムのメルマガを、是非、お楽しみください。
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2008年8月 9日 (土)

ディレクターの、ともおです。
毎度、大慌ての金曜日のメルマガ製作です。それにしても暑いですね。通勤だけで、かなりエネルギーを吸い取られてしまいます。会社についたら、ひたすら事務ワークなので、パソコンに向かって、数字を集めたり、情報を確認したり、文章を書いたり、資料を作ったり、会議で相談したり、メールを書いたり、諸々の繰り返しで、年中やっていることは一緒なのですが、外の気候が違うと、気分も変わって、多少は夏めくものですね。片手間ディレクションで復刊ドットコムも担当しておりますが、こうしたアウトプットの場所があると、「気分」を仕事に反映させることができるのは楽しいところです。それはともかく、まずは先週のメルマガの振り返りから。先週で特筆すべきは、このところPVやリクエストが伸びている『万川集海』をご紹介したところ、更に皆さんの注目が集まったことですね。うちの方でも色々と調査をしている本で、出版社様に確認を行ってもいるのですが、どうも良くわからない点が多いのです。「万川集海」自体は、江戸時代に伊賀の国の郷士が書いた忍術兵法書で、それこそ、万の川が集まり海となるように、忍術の諸流を集大成した書物です。この本は一部が現代語訳されていますが(発行元の出版者様によると、3冊発行され、現在2冊が絶版だそう)、このリクエストで求められている「全訳」が、出版物として本当にあったのか(例えば他の出版社様でとか)は確認したけれどまだわからないところなのです。全訳の企画を試みられている方たちもいらっしゃるようですが、もし何か情報がございましたら、教えていただきたいと思っています。それにしても、皆さんの反応があまりにも熱く、「忍者」人気の高さに驚かされたところです。反応が早かったですね。そういえば、僕も小学生の頃に学研の『忍術・手品のひみつ』という、例の「ひみつシリーズ」の一冊を読んで、かなり入れ込んだ覚えもあります。水蜘蛛とか、本当に水の上を歩けるのか知らん、と今でも思っていたりして。ところで、最近の「ひみつシリーズ」には目をみはるものがありますね。「コンビニのひみつ」とか「宅配ピザのひみつ」とか、かなりびっくりしますよ。
さて、今週のメルマガです。トップページにも現在掲示中ですが、『あなたの子どもを加害者にしないために』の復刊を広くお知らせしたいと思っています。復刊の経緯については、こちらでも紹介しておりますが、現在、予約が殺到中です。「時代の要請に応える」ということがどれほどできたかなと思うところですが、復刊ドットコムの役割として、こうした企画を実現できたのは嬉しかったですね。それと、ちょっと変わった商品ですが『モクモク村のけんちゃん』というCD―ROMを紹介しています。この本、日本ブリタニカさんから30年以上前に作られた子ども向けの英語教材なのですが、わりと特殊な商品でありながらも、復刊ドットコムにも多数のリクエストが集まっていました。紙芝居とカセット、という商品だったものを、現代的に甦らせ今回、CD-ROM化されたわけなのですが、この絵をご覧になって、懐かしい、という方たちも沢山いらっしゃるかと思います。パソコンで見る形となり(無論、プリントアウトすれば紙芝居もできるわけですが)、たとえハードは変わっても、ソフトは永続していくのだなと感慨深く思うところです。現時点ではメーカーサイトと復刊ドットコムでしか取り扱っていない商品です。キャンペーン期間中は値引きされておりますので、お早めにどうそ。そして、メルマガでは、ノーベル文学賞受賞作家、ソルジェニーツィン氏の訃報もお伝えします。現在、多くの書店様からも問合せをいただいていますが、復刊ドットコムから甦った、氏の代表作である「収容所群島」を、この機会に是非、読んでいただきたいと思います(小説ではないし、とても読みにくい作品ではありますが、ここに書かれているものに、是非、瞠目していただきたいのです)。そんな感じで、暑いさなかに熱いメルマガをお送りする予定ですので、どうぞ、よろしくお願いします。
各方面から色々と復刊の企画情報もいただいております。復刊ドットコムでも全力をあげてサイト、メルマガなどでプッシュした参りますので、出版社様、著者様、どうぞ、こちらまでご連絡いただければ幸いです。皆さんからの情報もお待ちしております。現代という時代からこぼれおちてしまったニーズを拾い集め、もう一度、よみがえらせていくムーブのポータルサイトになれればと思っています。どうぞ、今後もご注目いただければ幸いです。随時、復刊のニュースをお伝えしたいと思います。ので、ルマガ未読の皆さんは是非、ご登録ください。
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2008年8月 2日 (土)

ディクレターの、ともおです。
もう金曜日、ということで、メルマガ案を作らねば週末を越せない状況です。ちょっといろいろな仕事に追われすぎで余裕がない感じですが、なんとかやっています。先週は、早川書房さんのフェアに乗じた復刊のご案内でしたが、さすが復刊ドットコムユーザーには海外SFファンが多いことを実感する反応でした。現在は、全国に1万人いないと言われるSFファンですが(と某ラノベ評論家が言っていたのですけれど)、全国180万人を越える「ひきこもり」人口や、200万人を越える「盗聴マニア」人口にも、局地的には引けをとらないと思うところです。ところで、ファンタジー系児童書文学は現在も刊行が続いていますが、SF系児童文学は、最近、あまり見かけなくなっています。SFジュブナイル、というものの魅力は確実にあるかと思います。鳴り物入りの『トンネル』など、まあ、久々に、そんな感じでしたが(続編も出ましたよ。あのまま終わりだったら・・・絶句してしまうところだったので、ちょっと安心)。先週のメルマガでは『残された人びと』の重版予約もお知らせしましたが、これは「未来少年コナン」の原作というだけでなく、かつて隆盛を迎えていたSFジュブナイルのひとつとしてその魅力を味わっていただけると良いかなとも思っています。1970年前後は、各社から刊行されていた児童文学系SF全集も魅力的なものが多く、復刊ドットコムから復刊された国土社さんの『創作子どもSF全集』や、新装復刊された岩崎書店さんの『SFロマン文庫』、今もリクエストが増えている、同じく岩崎書店さんの『エスエフ世界の名作』や、あかね書房さんの『少年少女世界SF文学全集』など、当時における「SF」のメジャー感というものを感じてしまうものです。あの頃はSFファンを育てる土壌が、児童書の中にもあった、ということなのかな。昨今の児童書ファンタジーブームで、将来の読者地図はどのように変わっていくのか、これはけっこう楽しみだったります。果たして、完結したハリポタの次に、少年少女は、何を読むのでしょうね。
さて、次回のメルマガは、ぐっとカラーを変えまして、渋めの出版社さんの企画をプッシュします。まずは、貴重本刊行会さんの刊行物のいろいろ。多くの方が、歴史の教科書で、資料として見たことがあるであろう「絵巻物」ばかりを集めた特集です。監修は歴史研究家の家永三郎氏(教科書裁判でも知られる方です。僕の父は学生の頃、家永先生に教えを受けていたそうです)。『源氏物語絵巻』や『蒙古襲来絵詞』など、全編を通して、あらためてじっくりと鑑賞したい本が揃っています。つづいて、京都の出版社、光村推古書院さんの紹介。こちらの「MAPシリーズ」がなかなか興味深い。例えば『京都時代MAP 幕末・維新編』は「幕末の京都の地図に半透明の紙に印刷された現在地図を重ねて構成した」という、幕末ファンにはかなり興味深いであろう一冊となっています。最近、復刊ドットコムでも『京都守護職日誌』(会津藩の松平容保公が守護職になった時期を、各種資料から編纂した架空日誌)が人気を博したのですが、いまだに新撰組や坂本龍馬が闊歩したであろう幕末の京都は、殺伐としながらも、多くのロマンを感じられている方が多いようですね(復刊ドットコム内の新撰組特集なども活況を呈しています)。それ以外にも、光村推古書院さんの、これは、と思われる本をチョイスして紹介しています。更に、河出書房新社さんの8月の新刊ご紹介します。復刊ドットコムのユーザーの皆さんの趣向に合うものが多い、こうした出版社さんの出版物をご紹介するのが、今回のメイン企画です。
復刊リクエストのご連絡から、いろいろなご縁もできて、復刊ドットコムユーザーの皆さんに喜んでもらえるような商品をご紹介いただく機会も増えてまいりました。ついでにこの場を借りて、出版社様にお願いがございます。復刊や重版情報や、復刊ドットコム向きの企画がございましたら、是非、ご連絡をいただければ幸いです。多くの熱心な読者の方たちが集まっているこの場所を、もっと活性化できたら嬉しいと思っています。どうぞ、宜しくお願いします。メルマガにつきましては、その他、もり沢山の構成でお送りします。プレゼントは、8月後半に開催される広島に場所を移した『赤毛のアン展』のご招待券を沢山、ゲットしましたので、是非、そちらにもチャレンジしていただければ幸いです。では、お楽しみに~。
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2008年7月26日 (土)

ディレクターの、ともおです。
次週のメルマガの製作ミーティングをライティングの富乃と行いましたよ、金曜日。弊社と同規模の専門系オンライン書店の編集長にお聞きしたら、向こう1カ月先までメルマガの内容は決まっている、とのこと。ウチのメルマガが、あまりにも場あたり的にしか考えられていない現状が浮き彫りになってしまうのですが、良く言えば、旬な素材をその場で調理する産地直送方式、季節の小鉢つきでお送りしている感じなので、そうした野趣もついでに味わっていただければ幸いです。
さて、次回のメルマガの大きな記事としましては、ひとつは『残された人びと』の重版分の予約開始のお知らせから。元祖宮崎アニメ『未来少年コナン』の原作であるこの作品については、昨日のブログにも書いておりますのでご参照ください。続いては早川書房さんの『ハヤカワ文庫 SF&ファンタジイ・フェア2008』のお知らせ。一般書店さんでも実施されている企画なので、ウチがそのままやっても芸がないでしょう、ということで、フェアの中で復刊ドットコム的に注目している「復刊」作品に焦点をあててご紹介したいと思っております。しかしながら、フェアのラインナップを拝見していると、まあ、ものの見事に80年代以前の作品ばかりですね。海外SFのスタンダードはゆるぎないものかも知れず、だからこそ「復刊作品」が再度、注目され、重版されることもあるので、ありがたい話なのですが。ということで、メルマガのタイトルは『残されたハヤカワさん』にします(嘘です。また、却下されました。海外SFファンのみならず、多くの皆さんに開封してもらえるようなタイトルにします)。
もうひとつ、今度は、ちょっと方向性が変わりまして、知る人ぞ知る、画家にして、絵本作家、復刊ドットコムでもリクエストが数多く集まっている大道あやさん、生誕100周年を記念した初の本格的回顧展のご案内をお届けします。また、全国三カ所で行われる展覧会の会場でしか買えない展覧会カタログを、復刊ドットコムだけで販売することとなりましたので、その予約のご案内をいたします。僕も含め、うちのスタッフには大道あやファンは多いのですが、大道あやさんの絵をご覧になった方は、きっとその個性的な画風にインパクトを受けること確実です。これを機に復刊運動がもっと盛り上がれば良いなと思っていますよ。『ハヤカワ文庫 SF&ファンタジイ・フェア2008』については、明日、また詳しく書きたいと思います。
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2008年7月19日 (土)

ディレクターの、ともおです。
金曜日はメルマガ会議。今週号に対する皆さんの反応が出始めているので、反省をメルマガライティングの富乃と行いました。コミックの復刻を多く手がけられている小学館クリエイティブさんの特集の第一弾。僕の予想通りだったのは、山上たつひこさんの『光る風』完全版の人気です。富乃は『にぎり寿司三億年』推しだったので、『光る風』の方に人気が集まっているのを不思議がっていましたが、いかに、この作品が漫画史上において有名な作品であるかということですよ(と、僕が自慢することではないんですが)。そして、つげ義春さんの『生きていた幽霊』。1956年の作品ということですから、ごく初期の作品ですね。個人的にはあの井伏鱒二調の抒情的作品や、後期の私小説的な作品がすきなのですが、貸本時代のものも光るものがあります(あの古本屋の女の子と少年の話はなんて言ったかなあ)。やはり「付録として、著者4年ぶりとなるインタビューを収録した小冊子」がつく、というのは相当な魅力ですね。有名な『ねじ式』しかご存知ない方には不条理漫画家と思われがちですが、とても文芸色が強いんですね。作家へのラブが強いファンが多い漫画家さんだと思います。そういえば、『ねじ式』も映画化されているんですね、『赤んぼう少女』もそうですが、漫画としてインパクトのある作品が実写化しようという試みは、なかなかハードルが高いのではないかと思うところです。来週のメルマガでは引き続き、小学館クリエイティブ復刻漫画作品を第二弾で紹介させていただきたいと思います。どうぞお楽しみに。
さて、来週のメルマガでは、まず「復刊ドットコムの機能改善」のお知らせをしたいと思っております。7月22日(火)の9:00過ぎ(ぐらい)から、復刊ドットコムが少し変わります。メルマガのタイトルも現時点では『プチリニューアルだよ全員集合!』号を予定しておりますが、もうひとヒネリするかも知れません。2006年の10月にリニューアルした復刊ドットコムは、当時の経営層の「方針」が機能上に影響を及ぼしていた部分が確実にあります。この春から、新しい組織体制で、現行のスタッフが復刊ドットコム運営に取り組んできましたが、自分たちの考える情報提供の形を実現できるよう、いくつかの「開発」を試みました(無論、予算とせめぎあっていますので十全ではありません)。中には、「元にもどした」だけの開発もあります。皆さんがストレスを感じられているだろうことをとりのぞき、より広く、復刊ドットコムに楽しんで参加していただけるようにしたものです。今回の機能改善は、以下のものが主となります。
① ログインしなくても、リクエストの得票数、コメントが見られるようになりました。
会員になっていただかなくても、興味がある方は、全コメントの内容を参照できるようになりました。(投票には一人一票の公正をきすため会員登録が必要です)
② リクエストページで復刊ドットコムで発売している「関連商品」の紹介がなくなりました。
悪評であった「関連商品」紹介をカットし、内容情報の下に、すぐに投票者のコメント欄がつながるようにしました。
③ amazonリンクを各リクエストに入れました(ISBNが判明しているもののみ)。リクエストページの右上にリンクが表示されるようにしました。これによって、本の画像が参照できるようになりました(amazon側に画像があるもののみ)。また、マーケットプレイスでの当該の書籍についての古書価格が参照できるようになりました。リンクをたどっていただければ古書の購入も行えますが、むしろ、現在、リクエストされている本の市場価格がどの程度になっているのか、知っていただき、より復刊活動に役立てていただきたいと思っています。また、amazonで販売されている関連商品も表示されるようになりました。同一著者の関連本などが掲示されるようになりますので、こちらもご参照ください。今後は、リンク情報が変化していきますので、随時、リクエストページをお訪ねいただければ、幸いです。
機能改善は、今後も漸次行って参ります。都度、この場所でお知らせしたいと思っております。今にして思うと、どうしてあのような仕様になっていたか、どのような意図があったのか、など当時の意思決定について疑問に思うところもあります。自分たちスタッフは、もう少し復刊ドットコムの理想に近づけるよう、情報を開示して出版社さんに協力してもらえる形にしていきたいと思っています。より多くの復刊を実現するにはどうしたらいいのか。皆さんのご要望や熱意を形にするにはどうしたらいいのか。また、復刊ドットコムは、サイトとしてどのようなサービスを提供していけば良いのか。事業体としての理想はあります。ポリシーもあります。意義のある仕事をしたいと思っています。一方で、組織として経営上の問題もあります。書籍の物販収益と、多少のアフィリエイト広告の収益で運用しているサイトですので、なかなか、今の時世では難しい部分もあります。しかし、多くの本が好きな方たちに支えられて、これまでやってきたビジネスですし、その心意気や良し、と思ってくださる方たちも多い復刊ドットコムを運動体としてより盛り上げていきたいのです。多くの皆さんに集まっていただき、楽しんでもらえるよう、今後もサイトを充実させて参ります。どうぞ、宜しくお願いいたします。
すいません、ちょっと硬くなりましたが、是非、プチ新しくなった復刊ドットコムをご覧になってください。お待ちしております。さて、メルマガの方は、他にも、お薦めの商品をパワープッシュしています。今週の復刊、新刊のラインナップをとりそろえて、復刊ドットコムらしいセレクトでお送りしますので、どうぞ、お楽しみに。
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2008年7月12日 (土)

ディレクターの、ともおです。
僕がメルマガのディレクション担当になって、2回目の発行準備にかかっております。7/9号には、色々と反響がありましたので、参考にさせていただいて、今後とも、皆さんの興味をひくようなメルマガを作っていいきたいと思っております。復刊商品・情報に限らず、広義での「復刊ドットコム的」なものをお届けできるセレクトショップメールになれれば良いなと思っています。7/9号で、好評だったのは、「よしながふみ」特集のご案内。同人誌へのリクエストがメインですので、正直、実現困難なリクエストではありますし、扱いが難しいところなのですが、ファンの皆さんの熱意が集まっているということを知らしめる場所になるのではないかと思っています。『西洋骨董洋菓子店』のアニメも始まっていますが、あの実写TVドラマ化では封印された「魔性のゲイ」も解禁されているのは、さすが深夜アニメかと思いました。7/9号で衝撃的だったのは、あの名古屋限定プレゼントクイズで「答えを間違えられた方がいる」ということです。われわれの想像を越えた反応をいただけるのは、大変、嬉しいところでもありますが、色々な意味で反省もありました。また、何故、SFは夏なのか、という問いかけにたいして、京都市のY様から『SFの愛好者(ファン)も扇風機(ファン)もファンは夏がつきもの』と、かつて星新一さんが言われていた、とのSF史に残る証言をいただいたのも嬉しいところです。ありがとうございます。どうぞ、皆さんが、今年の夏を復刊された名作SFで乗り切っていただければ幸いです。僕もまたSF作品に耽溺したいなと思っているところです(このところは、グインサーガの最新刊が出るたびに漫然と読んでいるぐらいなので、ちょっと新しい作品を開拓したいですね)。広瀬正さんの『マイナス・ゼロ』については、次週メルマガ、7/16号にてご紹介。『ツィス』の発行予定も聞いておりますので、ファンの方には吉報ですね。
さて、次週の7/16号は、小学館クリエイティブさんの復刻漫画を特集にしてお届けしたいと思っています。ニュースとしては、山上たつひこさんの、あの『光る風』が完全版として復活するというのが大きいですね。『がきデカ』などのギャク漫画家(そして後に小説家に転身もされましたが)として知られる山上さんのシリアス路線ではもっとも有名な作品かと思います。そして、楳図かずおさんの作品の復刻作品をご紹介します。考えてみると楳図さんも、『まことちゃん』などのギャク漫画家としての顔と、あの強烈に独創的な世界観を持つ怪奇漫画家としての二つの顔を持たれているのでした(ギャクでもホラーでも絵が変わらないのが凄いところですが)。そして、8月2日には、代表作のひとつと言っても過言ではない『赤んぼう少女、タマミ』の実写映画化版が公開されるそうです。早速、広告バーター(裏事情)で、招待券を入手して参りましたので、メルマガで読者プレゼントクイズにしますね(渋谷の映画館用なので、また地域限定ですけれど)。なので、今週のメルマガのタイトルは「タマミ、タマミ、たっぷり、タマミ」にしよう、と希望を述べたのですが、メルマガライティングの富乃に一蹴されました。開封率に関わるところなので、もう少し、汎用性のある、まともなタイトルになるかと思います。残念。楳図作品の実写化というと、『漂流教室』を大林宣彦監督が手がけたことがありましたが、あれは不幸なコラボでしたね。ちょっと、互いの魅力を相殺してしまったような感があります。まだ見てはいないのですが、一昨年、『神の左手、悪魔の右手』も実写化されているとか。凄いですね。現在、七十代になられる楳図さんを、クリエーターとしてリスペクトする後継世代は確実にいるようですが、あの世界観をしのぐものが描けるのでしょうか。現時点での最新長編となる『14歳(フォーティーン)』も凄い世界観を持ったSF作品なのですが、現代のCGの力があれば実写化も可能ではないのかな。是非、映像系の方たちにも新しい世界を見せて欲しいところです。メルマガの富乃には、富乃世代における「楳図かずお」とは?を展開するように依頼してあります。まあ、馴染みのないところではあるのだろうけれど。同じ二十代でも中川翔子さんのような人もいるので、一概には言えないところでね。そういえば、先日、富乃に『「太陽の牙ダグラム」って知っていますか?』と訊ねたのですが、ガンダムのアムロにも、イデオンのアフロ頭にも馴染みのない彼女の世代には、愚問であったようです。この仕事をしていると、どこまでがフツウで、どこからがマニアックなのかわからなくなってきてしまいます。仕事ということでは平衡感覚も必要なので、バランスを保ちながらも、真摯なファンの気持ちにも応えられる、そんなサイト作りを目指して参ります。ということで、来週のメルマガも、是非、お楽しみに。
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2008年7月 5日 (土)

結局、ディレクターになった、ともおです。
ぼちぼち業務を移しているところですが、この度、復刊ドットコムのサイトとメルマガのディレクターになりました、ともおです。所信は、色々とあるんですが、プロデューサーの顔色をうかがいつつ、さりげなく手を加えながら、大人げなく運営していきたいと思っております。こちらの担当になったところで、早速、メルマガライティングの富乃宝子と、来週のメルマガ(復刊info)について相談していたのですが、季節の風物詩をとりあげよう、ということで「夏といえばSF」。今回は「SF」押しで、「復刊ドットコム」的な、リクエストや商品をご紹介したいと思っています。来週、水曜日(7月9日)配信、乞う、ご期待です。
ある筋の情報によると、日本にSFファンは9千5百人しかいないそうです(本当かなあ)。盗聴マニアは200万人いると言われている日本なので(それも驚くべきですが)、SFファンは、もはや絶滅寸前の稀少な人種ではないかと思うところです。ところで、復刊ドットコムでは、未だにSFの人気は高く、海外文芸リクエストのトップもブラッドリーの『ダーコーヴァ年代記』(現在、484票)なのです。面白いんだこのシリーズ。できたら未翻訳分も併せて刊行していただけないかと(個人的には萩尾望都先生に表紙絵を描いていただけたらと夢想していますが)、弊社としても、引き続き出版社様にお願いをして参ります。ともかく、このシリーズ、1巻~6巻まで読んでいただけると、その魅力にひきこまれるはずです(この六冊だけで2000年のダーコーヴァ史をカバーしているのですよ)。是非、SFタイトルのリクエストにはご注目ください。ここには伝説の名作が眠っていますよ。
■ SFファンタジー小説 特集
■ SF小説(日本) 特集
■ SF小説(海外) 特集
名作SFの復刊も相次いでおります。つい先日、亡くなられた野田昌宏氏の訳による『キャプテンフューチャー』シリーズもついに復刊完結。最終巻は野田元帥のオリジナル作品です。ヒロイックファンタジーの名手、ムアコックの諸作品や、ジーン・ウルフの『新しい太陽の書』も新装で復刊と、話題は続いています。そして、SFファンには垂涎のサンリオSF文庫作品の復刊も嬉しいところ。アンナ・カヴァンの『氷』は、バジリコから。マイクル・コーニーの『ハローサマー、グットバイ』は河出文庫から発売されます。こちらは、人気のイラストレーター片山若子さんの表紙絵で魅力アップですね。国内作品では、懐かしいところで、これもリクエスト多数の広瀬正さんの『マイナス・ゼロ』がもうすぐ復刊(中学生の頃に読んだので内容忘れています。もう一度読もうかな)。そして眉村卓さんの1979年に星雲賞、そして泉鏡花賞まで受賞された『消滅の光輪』も復刊で登場です。純然たるSFというよりは、ちょっとラノベ系入りますが、多数の復刊リクエストを集めた冲方丁さんの初期作品、『ばいばい、アース』の復刊も話題を集めました。また、かつて復刊された小林めぐみさんの『ねこのめ(全三巻)』も、復刊ドットコムなら、まだまだ在庫アリマス。是非、復刊ドットコムでSF復刊情報をゲットしてみてください。
そして、復刊ドットコムから復刊したSF作品としては『創作子どもSF全集』(国土社)の名前は忘れがたいところ。児童文学者のSF的な作品と、SF作家陣のジュブナイル作品が、同じアンソロジーの中に入っているのです。しかも、SF側は、豊田有恒、福島正実、光瀬龍、矢野徹、そして、今日泊亜蘭、という豪華メンバー。セット購入より多少割高になりますが、復刊ドットコムのみでは分冊購入も可能(冊数限定のですので、お早めに)、是非、ご覧ください。
何故、夏はSFなのか、SFで祭りなのか。いつの間に夏の季語になったのか。おそらく、ファンの祭典、SF大会が毎年、(夏休みの学生がヘルプにきてくれるので)夏に開催されていた関係だと思いますが、富野がメルマガで勝手な憶測をしておりますので(と、振っておいたのに、早々に匙を投げていますが)、どうぞ、こちらもお楽しみに。
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